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イーサリアム先物の未決済建玉、過去最高の10億ドル越えに。

時価総額2位の仮想通貨イーサリアム(ETH)の未決済建玉が10億ドル(約1050億円)を突破しました。投資家の関心が高まり、いかに価格上昇に期待がかかっているのかが伺えます。

ETH未決済建玉、過去最高に

7月28日、Decryptが仮想通貨市場調査会社Skewのデータを引用し、イーサリアム(ETH)の未決済建玉が過去最高となる10億ドル(約1050億円)を超えたことを明らかにしました。

6月20日から約30%近く増加しており、今週に入り28日の時点で8億ドル(約840億円)弱から11億ドル(約1156億円)近くまでに達しています。

先物取引とは将来、設定された価格での売買を今のうちに約束する取引です。買い手は設定された価格でその日に原資産を購入し、売り手は設定された価格で原資産を売却しなければなりません。

この先物の未決済建玉の増減データを用いて、価格上昇の指標とするトレーダーも多くいます。

イーサリアム先物の建玉は今年初め、7億5000万ドル(約788億円)の大台を突破していましたが、3月中旬の新型コロナウイルスによる暴落の際、4億ドル(約420億円)以下にまで落ち込んでいました。

注目される理由は?

イーサリアムの価格は300ドル(約31500円)を超え、13ヶ月ぶりとなる高値を更新したことで10億ドルの大台に乗りましたが、その要因として挙げられるのが、DeFi(分散型金融)への注目が集まったこと、遅延が目立つものの大型アップデートETH2.0の開発が進んでいることです。

なおイーサリアム先物が最も取引されているのは、主要中華系仮想通貨取引所OKExで2億9000万ドル(約304億円)を超えており、次いでHuobiとBitMEXと続きいずれも2億ドル(約210億円)以上の取引が行われています。Huobiでは第3四半期にイーサリアムのオプション取引を開始する予定です。

また米ニューヨーク証券取引所傘下のNYSEアーカは先日、SEC(米証券取引委員会)によって登録済みの、イーサリアムブロックチェーン上で構築されたデジタル証券ファンド「Arca U.S.Treasury Fund」を開始していました。

これはイーサリアムの正当性を高め、投資家をさらに呼び込むものと予想されています。一方ビットコイン(BTC)先物の未決済建玉は7月21日、40億ドル(約4200億円)の大台を突破し、ここ数日の上昇によりさらに増加すると見られています。

しかしイーサリアムが市場をリードしていることからも、ビットコインを抜くことも今後度々見受けられるのかもしれません。