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AaveのCEOが予想「流行のイールドファーミングは終わりに近づくも、DeFiはまだ始まったばかり」

DeFi(分散型金融)プロジェクトAaveのCEOであるStani Kulechov氏は、流行している流動性を提供することで報酬を得ることができるイールドファーミングが、持続不可能なモデルであると強調しています。

イールドファーミングは「マネープリンティング」

Kulechov氏は、メディアCrypto Briefingのインタビューに応じ業界が直面している問題の解決策を含め、DeFiの現状についてコメントしています。そのなかで多くのイールドファーミング・プロトコルが、絶対的に持続不可能な利回りを提供していると指摘、次のように述べました。

「今日、私たちが目にしているイールドファーミングの実践は、かなりのマネープリンティング(量的緩和・マネーサプライを増やす金融政策)です」

一方でこの流行はある時点で終わりを告げ、より持続可能なインセンティブが得られると信じていると強調しました。また収穫量の多いイールドファーミングが多くのコピー&ペーストモデルのDeFiプロジェクトを生み出し、業界に疲労を生み出していると持論を展開しました。

「流動性マイニングのインセンティブのほとんどは、他の注目すべきプロジェクトからコピーペーストされたものであり、コミュニティがトークンガバナンスを分配し、コミュニティがプロジェクトにもっと参加できるようにするための創造的な方法を提供していません」

DeFiを完全に分散化させるには

またKulechov氏は、現在のDeFi経済はイーサリアム(ETH)の送金手数料が高額を維持していることなどから、一般ユーザーよりも富裕層のクジラが有利な立場に置かれていると欠点を指摘しています。
そのうえでエコシステムを完全に分散化するためには、同じモデルを何度もコピー&ペーストするのではなく、さらなる民主的なインセンティブが必要であると述べ、独自の解決策を説明しました。

「個人的には、創設チームの提案に反対票を投じることができれば、プロトコルが分散化されていると考えています。そして初期投資家を含む創設チームはトークンの50%以上を保有していないことです」

Kulechov氏は自身のプロジェクトであるAaveでは、これら問題点を解決するイノベーションが続いていると付け加え、レイヤー2のソリューションを模索しておりすぐに幾つかの進展が見られるだろうと明らかにしました。

また他にフォローしているDeFiプロジェクトにAaveのaTokenを担保にオプションのコスト削減に取り組んでいるプロジェクトPods Financeや、3月2日に立ち上がったばかりのDeFiとNFTのハイブリッドプロジェクトAavegotchiを挙げています。