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オーストラリアのフィンテック大手Airwallex、4大銀行らから新たに1億6000万ドルの資金調達に成功

豪フィンテックユニコーン企業Airwallexが、同国4大銀行の1つANZなどから1億6,000万ドル(約172億円)の新規資金調達を行いました。Airwallexは、リップル社のRippleNetに参加していることでも知られています。

Airwallex、172億円の資金調達

リアルタイムでのクロスボーダー決済プラットフォームであるAirwallexは、最新の資金調達ラウンドにて1億6,000万ドル(約172億円)の調達に成功しました。

出資した企業にはオーストラリア4大銀行の1つ「ANZ」やサンフランシスコのクラウドソフトウェア「Salesforce」の他に、DSTグローバル・テンセント・セコイアキャピタルチャイナ・ヒルハウスキャピタル・ホライズンズベンチャーズが名を連ねています。

なお、これにより資金調達の総額は4月16日の時点で、3億6,200万ドル(約390億円)となりました。

今回の資金調達は2019年、東京・バンガロール・ドバイに新オフィスを設立したことに続くものとなっていますが、香港の組織化された犯罪の影響によって1,820万ドル(約19億6,200万円)が凍結されてしまいました。

Airwallexは無実の第三者であるとして資産凍結を解除するべく、香港の高等裁判所へ申請を行っています。

調達した資金で更なる拡大へ

Airwallexは調達した資金で、ヨーロッパ・アメリカなど新たな市場へグローバルな展開を目指すとしています。

また独自のゲートウェイを通じた決済受け付けソリューションを含む製品も拡大させ、決済分野での買収も視野に入れていると明かしています。

AirwallexはメルボルンのドックランズにあるカフェTukk&Coからスタートしました。2015年にコーヒーカップとラベルの代金を中国の輸入業者へ支払うのに苦労したことがきっかけとなり、中小企業が通常の為替手数料なしで海外の販売業者と売買ができるよう設立されました。

2019年3月には時価総額10億ドル(約1,078億円)の評価を受け、オーストラリアで2番目のユニコーン企業となりました。なおオーストラリアのユニコーン企業は現在3社のみで、他にグラフィックデザイン会社のCanvaと航空写真会社のNearmapが名を連ねています。

同年にはVisaと提携しボーダレスカードのリリースや、アカウントプラットフォームXeroとの統合も行っていました。RippleNetにも参加しているAirwallexですが、今後決済分野にてどのように頭角を現すことができるのか注目が集まっています。