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アリババのeコマースプラットフォーム「Koala(コアラ)」にブロックチェーンを実装、トレーサビリティシステムを追加

中国のネット通販大手Alibaba(アリババ)は、eコマースプラットフォーム「Koala(コアラ)」にブロックチェーンによる追跡機能を追加したことが明らかになりました。消費者はAlipay(アリペイ)を使用して商品のサプライチェーンに関する詳細な情報を確認することができます。

アリババ、ブロックチェーンで透明性向上へ

3月17日、北京Newsの報道によるとアリババの傘下である輸入品のeコマースプラットフォーム「Koala(コアラ)」が商品を追跡できるブロックチェーンシステムを実装したことが明らかになりました。

このブロックチェーントレーサビリティシステムの開発は買収後に行われています。

コアラは消費者に高品質の輸入品を提供しており、2017年にはeコマースサイトの売上高シェアナンバー1を獲得していました。2019年にはアリババによって20億ドル(当時価格で約2120億円)で買収されています。

アリババグループの金融子会社であるAnt Financial(アント・ファイナンシャル)のブロックチェーントレーサビリティシステムを実装することにより、ユーザーはAlipay(アリペイ)のQRコードでスキャンすれば商品・通関・物流に関する詳細な情報を確認することが可能になります。

輸入に関する複雑さの解消を実現

コアラのホームページで商品の購入を完了した後のオーダーページにユーザーが商品を追跡できるアイコンが表示されるようになり、ブロックチェーンQRコードと偽造防止するための指紋認証も追加される予定です。

これにより、輸入品の追跡の難しさや商品と物流情報の不一致、サプライチェーンにおける責任の軽減などが期待されています。

コアラのサプライチェーン品質マネージャーであるZhao Jiechen氏によれば、ブロックチェーンを使用する最大の意義は「消費者が自分の商品の所在を情報でより透明にすることだ」と述べています。

なおすでに自社製品にブロックチェーンによる追跡機能が実装されており、今後はコアラを利用している販売業者と海外への直接発送サービスにも応用する予定です。

将来的に62の国や地域・2897種類のカテゴリと7432のブランドにも機能を追加することを計画しています。

コアラは3月11日に輸入商品の品質基準を確立し、消費者・店舗・サプライヤーの3者に規格品及び品質識別機能を提供する「品質アライアンス」を発足したばかりでした。