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米大統領候補が仮想通貨を含む金融取引の統一的な記録を提案

米大統領候補のマイケル・ブルームバーグ氏は、仮想通貨を含む金融取引の統一的な記録付けや規制を提案しています。この提案には、リーマンショックのような金融危機の再来を防ぐ目的があるようです。

ブルームバーグ氏、仮想通貨を含む金融取引の統一的な記録を提案

2020年に行われる大統領選の民主党候補者で元ニューヨーク市長でもあるブルームバーグ氏は、現時点で19%の支持を得ており、31%の支持を獲得しているバーニー・サンダースを追いかけています。ブルームバーグ氏は富豪でありメディア業界の大御所でもあります。ネバダ州ラスベガスで開催された討論ステージでは、仮想通貨も交えた金融関連の改革案を提案しました。

この改革案では、より統一された規制の確立を求めています。加えて、金融取引に関連した記録も一元化すべきだと見解を示しました。ブルームバーグ氏によれば、トランプ大統領が就任して以降、未曾有の金融恐慌となったリーマンショックの反省を踏まえて行われた取り組みは、全てなくなってしまったとのことです。リーマンショックはサブプライムローンやそれに関連した各種債権などの過剰な販売が原因で引き起こされました。ブルームバーグ氏は、ビットコインや仮想通貨の明確な規制を作ることで、こうした問題点も解決できると見解を示しました。

ブルームバーグ氏の提案では、以下のように述べられています。

「金融研究に関する資金供給を増やし、大規模に事業を手がける金融機関に対してはリスク・エクスポージャー(リスクの割合が高い資産)の監視をすることが必要です。市場における統一的な取引記録を作ることで、将来起こるであろう危機を事前に予測し、アメリカの能力を向上させることができます。」

また、仮想通貨に関しては明確な規制を設けることで起業や投資をさらに促進し、フィンテックの革新を支援したいと述べています。

仮想通貨の精神とは相反する?

一方で、ブルームバーグ氏は仮想通貨を含めた金融取引に対して0.1%の課税をすべきだと考えているようで、これによって富の不平等をなくそうと考えています。

しかし、多くの仮想通貨開発者はブロックチェーンやスマートコントラクトの技術を使い仲介業者を排除し、富の不平等の是正に取り組んでいますが、これとは相反するアプローチと言えるかもしれません。