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カナダ投資銀行大手RBC「テスラの次はAppleも暗号資産業界に参入すべき」

米大手電気自動車メーカーであるテスラ社がビットコイン(BTC)を大量購入した報道を受け、他大手企業の追随する可能性が取りざたされています。カナダ投資銀行大手RBCのアナリストは次はApple(アップル)社も参入すべきだと指摘しています。

Appleの参入は年間数百億ドルの利益

2月8日、テスラ社が15億ドル(約1570億円)分ものビットコインを購入していた報道が出ると、1BTCの価格が500万円を超える過去最高値となる高騰を見せ、市場は大きな盛り上がりを見せました。

カナダを拠点とする投資銀行RBC Capital Markets(RBC)のアナリストMitch Steves氏は、Apple社が暗号資産(仮想通貨)取引事業の開発に約5億ドル(約523億円)を費やすだけで、年間400億ドル(約4.2兆円)もの収益を生み出す可能性があるとの試算を出しています。

CNBCのインタビューにてSteves氏は、米決済アプリSquare(スクエア)社のデータを引用し次のように答えています。

「SquareのR&D(研究開発)予算を見てみると、年間約6億7000万ドルを費やしていますが、Appleはその額のキャッシュフローを2日半弱で生み出しています。したがって必要な研究開発費は、暗号資産を所有する必要もなく取引所を作るだけでいいのです」

電気自動車に着手するよりも多額の利益

Steves氏の試算によれば、Square社の月間アクティブユーザー数は3000万人で、2020年第3四半期には暗号資産で16億ドル(約1673億円)以上の利益。評価額500億~800億ドルと評価されている米取引所Coinbaseは月間3500万人のアクティブユーザーとされています。

なおApple社製品であるMacやiPhoneのユーザーベースは15億人、年間では2億台の携帯電話を販売しており、2社を大いに上回っています。ここから年間400億ドルもの収益を生み出すと強調しています。

Steves氏は「Apple社の最高の資産であるソフトウェア、クローズドエコシステムを利用した暗号資産ウォレットを作り、手数料で儲けようとするのを妨げるものは何か?」とApple社が始めない理由はないことを示しました。

また5億ドルを投資して、潜在的に500億~800億ドルの株式価値を生み出すことができるのであれば「テスラの電気自動車に対抗するよりはるかに説得力がある」とApple社の電気自動車Apple Carの開発を進めるよりもはるかにリターンが大きいとの見解を示しました。