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普及進むアルゼンチンのホテル「Argenway」が仮想通貨支払いの受け入れを検討中。

新型コロナウイルスにより経営が悪化したアルゼンチンのホテル事業「Argenway(アルジェンウェイ)」は再スタートに向け、仮想通貨決済の導入を受け入れを検討していることが分かりました。

宿泊代を仮想通貨で

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく各国にて空港及び国境の閉鎖などロックダウンが行われましたが、この措置により最も被害を被った業界の1つに観光業が挙げられます。

アルゼンチンの現地メディアLa Nacionによれば、最大8ヶ月間のロックダウンにより多くのホテルが財政的に不振に陥り、閉鎖の危機に瀕していると報道しています。

業界関係者の話によると、数ヶ月間ゼロまたはマイナスの収益が続いているものの政府からの補償はなく、企業のポケットマナーで維持費を支払わなければいけない状況が続いています。

この状況を脱出するべく、ホテル複合開発会社「Argenway(アルジェンウェイ)」のコマーシャルマネージャーであるCarolina Bottoli(カロリナ・ボットリ)氏は、宿泊代の支払い手段に仮想通貨決済を組み込むことを検討し始めたことを明かしました。

アルゼンチンではすでに国民の間で、ハイパーインフレによるヘッジ手段および法定通貨ペソの価格暴落から資産を守るべく仮想通貨が普及しており、決済手段として対応することで新たにお客を呼び込む狙いがあります。

新時代の提案を

旅行プラットフォームinvertTURのCEOであるRamiro Alem(ラミロ・アレム)氏は同メディアにて「間違いなくこれは業界がその歴史の中で直面した最も困難な瞬間です。」と述べています。

そのためボットリ氏も、ホテル事業も新型コロナウイルスによる未知の時代に対応すべく変革をもたらす必要があるとして、仮想通貨決済だけでなくデジタル署名を用いたドキュメントの形式化をリモートで開始することも明かしました。

これはホテルの宿泊料金を状況に応じて調整し、以前はできなかったメリットをお客に提供できるものとなっています。またサードパーティによるホテル管理も目指していくと付け加えました。

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでは、数年前からビットコイン(BTC)での支払いを受け入れている小規模なブティックホテルがありましたが、ArgenwayはAリストに位置しており、これまでと規模が違うものとなっています。

同社は現在ハンプトン・バイ・ヒルトン・ロサリオとハンプトン・バイ・ヒルトン・バリローチェと2つのリゾートホテルを建設しており、後者は人気の地域パタゴニアに位置しています。

またアルゼンチン最大の不動産会社の1つでもあるため、同国での仮想通貨の普及をさらに一押しすると期待されています。