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BinanceのCEO趙長鵬(ジャオ・チャンポン)通称CZとは何者なのか?徹底的にリサーチしてみた!

仮想通貨取引所として世界的に有名になったBinance。2017年の設立から急成長を遂げており、ユーザー数は世界中で600万人を超えています。その設立者でもあるCEOの趙長鵬(ジャオ・チャンポン)は、英語表記のChangpeng Zhaoの頭文字をとって、通称CZと呼ばれています。

アメリカ発の経済誌フォーブスが発表した世界の仮想通貨長者ランキングでは、CZ氏の資産額は11〜20億ドル(約1195〜2170億円)と算定されており、第3位にランクインしています。しかし、CZ氏の素性を詳しく知っている人は意外と多くありません。

そこで今回の記事では、CZ氏の生い立ちや仮想通貨業界での経歴など、詳しく掘り下げて解説していこうと思います。

BinanceのCEO、通称「CZ」とは?

Binance_CZ_とは?

CZ氏は中華人民共和国の江蘇省で、中国系カナダ人として1977年に生まれました。1980年代の後半には、家族と共にカナダへと移住しています。10代の頃は、家庭を助けるためにマクドナルドなどでアルバイトをしていたようです。

カナダの名門マギル大学へ入学

高校卒業後はカナダの名門マギル大学へ入学しています。マギル大学は1829年に設立された、カナダでもっとも歴史の古い大学です。卒業生には、ノーベル賞受賞者、宇宙飛行士、カナダの首相など、名だたる人物が数多くいることから、そのレベルの高さが伺えます。CZ氏は、同大学でコンピューターサイエンスを専攻していました。

CZ氏の人柄

CZ氏は、仮想通貨関連事業で推定12億ドルの資産を築き、億万長者になった仮想通貨長者としても有名です。しかし、本人は贅沢な暮らしには興味がないようで、フォーブスの取材には車や高級時計などをいっさい持っていないと答えています。その反面、スマートフォンに関しては、仕事で使う分を合わせて3台を所有しているとのことです。

また、2018年6月から7月にかけて起こった西日本豪雨の際には、被害者支援のために、自身のTwitter上で仮想通貨コミュニティに対して寄付を呼びかけました。この呼びかけによって約5,670万円が集まり、被災者へと寄付されています。このようなことからも、私利私欲が行き交う仮想通貨業界でCEOを勤めているにもかかわらず、CZ氏は社会貢献も行う人格者であることがよくわかります。

CZ氏のキャリア・仮想通貨との出会い

ここからは、CZ氏のキャリアから仮想通貨との出会いまでを見ていきましょう。

エンジニアとして証券取引所のシステム開発などを手がける

CZ氏はマギル大学を卒業したあと、東京証券取引所に就職しています。ソフトウェアエンジニアとしてシステムの開発を手がけたあとは、ニューヨーク証券取引所に転職。同じく取引システムの構築を行っていました。

その後は、アメリカの経済メディアであるブルームバーグで勤務しています。ここでは、投資家向けのサービスであるTradebook(トレードブック)のシステム開発を手がけています。ブルームバーグでは、ニュージャージー、ロンドン、東京チームのマネージャー職にまで昇進しました。

2005年に同社を退職したあとは、中国の上海で「フュージョン・システムズ」という企業を設立しています。同社では、それまでの金融関係のシステム開発経験を生かして、証券取引所向けの超高速取引システムの提供を行いました。

CZ氏と仮想通貨の出会い

エンジニアとして一流企業でキャリアを築き自分の会社も設立したCZ氏は、2013年に仮想通貨と出会います。趣味でやっていたポーカー仲間のベンチャー投資家から仮想通貨の話を聞いたCZ氏は、ビットコインウォレットやブロックチェーン関連のリサーチ・情報提供を行うBlockchain.infoに社員として加入しました。

同社でのCZ氏のポジションは、開発部門の主任です。この頃には、ビットコイン長者であり仮想通貨情報サイトBitcoin.comのCEOでもあるロジャー・バー氏など、仮想通貨業界の著名人とも交流を深めています。また、CZ氏は仮想通貨取引所のOK CoinにもCTOとして、およそ1年ほど勤務しています。こうしたことからも、Binance設立前から仮想通貨事業に携わっていたことがわかります。

Binanceの設立から現在まで

CZ氏の仮想通貨との出会いは、ポーカー仲間の投資家から聞いたという意外なものでしたね。ここからは、CZ氏のBinanceの設立から現在に至るまでを見ていきましょう。

Binance設立とBNBトークンのICO

仮想通貨業界での経験を生かし、CZ氏は取引所の設立を目指すようになります。CZ氏は仮想通貨取引所を設立するにあたって、法定通貨建ての取引を排除しようと考えます。これには、各国の規制に該当しないようにするという狙いがありました。実際に、設立から現在に至るまでBinanceでは法定通貨を使った取引は提供されていません。

また、この頃にはICOが大きなブームを迎えていました。そこでCZ氏はBinanceの設立と合わせて、BNBトークンのICOを行いました。このICOは見事に成功しトークンは完売、1,500万ドルの資金調達に成功しています。

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Binanceの成功とその要因

Binanceは2017年7月の設立以降、急速な成長を遂げています。現在事業を軌道に乗せている有名な海外取引所であれば、アメリカのKrakenは2011年、Coinbaseは2012年と、比較的初期の頃に設立されています。一方で、Binanceは仮想通貨取引所としては後発組ながらも、設立からわずか半年で取引高世界1位を記録しています。

CZ氏はフォーブスの取材に対して、Binanceのメリットとして取引量の多さとセキュリティの強さを強調しています。また、設立と合わせて発行されたBNBトークンは、発行時の10セントから大幅な値上がりを記録しており、2019年5月現在の価格は約23ドルです。BNBはBinanceの割引やサービスの優待としても利用でき、Binance自体の価値の高まりと合わせて値上がりします。つまり、現在のBinanceの価値が、非常に高いことを示しているといえるでしょう。

Binanceのこうした成功の要因はいくつかあります。たとえば、高い処理性能を持つ取引システムは見逃せない点の1つです。Binanceでは1秒間に140万件ものトランザクションを処理することができます。ユーザー数の多さに、十分に対応できる処理能力を備えているのです。これも、金融・仮想通貨の業界でシステムを構築してきた、CZ氏の手腕によるところが大きいでしょう。

Binanceの現在

Binanceでは仮想通貨取引所以外にも、さまざまなプロジェクトがスタートしています。

たとえば、Binance Launchpadでは、仮想通貨に関連するプロジェクトのIEOを手がけています。従来のICOとは違い、Binanceがプロジェクトと投資家の間に入ることで、詐欺が起こりづらい透明性の高さが特徴です。

これ以外にも、Binanceが取り組んでいる事業は多岐に渡ります。こうしたことから、Binanceは取引所としてだけでなく企業としてもその存在感を高めています。

まとめ

以上、BinanceのCEOであるCZ氏について解説してきました。CZ氏は数十億円の資産を持つ仮想通貨長者として有名であるものの、贅沢を好まない生き方をしています。イーサリアムの開発者であるヴィタリック・ブテリン氏のような、仕事や研究に打ち込むエンジニア、開発者らしい魅力的な人柄です。また、東京証券取引所での勤務経験があったりと、日本と馴染みがあることも意外でしたね。出身大学や経歴を見ても、非常に優れた人物であることがわかります。

Binanceは仮想通貨取引所としてのサービスだけでなく、業界全体を発展させるためのプロジェクトや慈善活動も数多く行っています。この背景には、社会をより良く変化させたいという、CZ氏の思いがあるのかもしれませんね。みなさんも、ぜひ今後の動向に注目してみてください。

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