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「Lサイズのピザより、原油1バレルの方が安い」仮想通貨業界で話題に

仮想通貨業界の間である起業家のツイートが話題となっています。価格暴落を受け「原油がLサイズのピザよりも安くなった」と言った内容ですが、ビットコイン(BTC)は2008年に同じく原油の価格暴落が起きた際に誕生していました。

原油価格、20ドル割れ

米デジタル資産会社モーガン・クリーク・デジタルの共同創設者で仮想通貨起業家として知られるジェイソンA.ウィリアムズ氏は、世界経済がパンデミックの影響を受ける中で次の様な比較をツイートしました。

「原油1バレルが、Lサイズのペパロニピザよりも安くなっています」

米国のNY原油価格は30日、19ドル(約2,058円)台にまで暴落し2002年以来となる最低水準にまで落ち込みました。

ゴールドマンサックスのアナリストらは31日付けのレポートにて、これは私達が生きてきた中で最大の経済的ショックであるだけでなく、石油の様な炭素ベースの産業が矢面に立たされているとし、コロナウィルスの終息後も世界の石油需要が25%減少すると報告しています。

またCNBCは世界的な経済活動の閉鎖が石油業界に影響を与えていると述べ、米国とOPEC(石油輸出国機構)がどうやって市場を救えるかと言った問題提起をしています。

その一方でコロナショックで起きた明るい材料として、自動車・航空・クルーズ船と言った主要な炭素産業が事実上ストップしていることで、ピーク時より排出量が20%も減少していると報告しています。

原油とピザとビットコインの関係

このように既存の市場が暴落する中で、仮想通貨支持者はビットコインなどのデジタル資産が今後どのように機能し続けるかについて探しています。

ビットコインの価格予想を行うための「stock-to-flow model(株式流通モデル)」を普及させた仮想通貨アナリストPlanBは、ビットコインが以前に起きた原油暴落の際に生まれたとし、次のようにビットコインと原油価格急落の関係性を指摘しました。

「20ドルを下回る原油価格は1990年の水準に戻っています。2008年の世界金融危機の際に起きた原油の価格暴落に注目してください。その瞬間にまさにビットコインが生まれました。そして今と比較してみてください」

またピザと言えば2010年に初めてビットコインでの売買が行われ、その際にLaszlo Hanyecz氏が1万BTCでピザ2枚を購入しています。

一方、今回の市場暴落はロシアとサウジアラビア間で起きた原油市場を巡るトラブルも大きく影響しており、仮想通貨アナリストのエリック・タイズ氏は「今回の暴落で仮想通貨市場に機関投資家の存在が強くなる」と予想しています。