仮想通貨取引所「Nexinter」を率いるNextHashグループは、ロジャーバー氏が運営するBitcoin.comと提携したことを発表しました。これは現在NexinterでIEO中であるユーティリティトークン「NIXT」のさらなる設計と構築を促進するためだとしています。また、バー氏が諮問委員会に加わることも発表されています。
Bitcoin.comとNextHashがユーティリティトークン分野で提携
ビットコインキャッシュ(BCH)関連のサービスを提供しているBitcoin.comは、NextHashグループとユーティリティトークン「NIXT」の設計を促進するため技術的パートナーシップを締結したことを発表しました。
NIXTトークンはNextHashグループが設立した仮想通貨取引所「Nexinter」にて9月24日からIEOが実施されています。特徴としてビットコインキャッシュのネットワーク上で動作する「SLP(Simple Ledger Protocol)」が採用されています。
2018年8月にローンチされたSLPは、ライセンスやギフトカードおよび会社の株式などあらゆる資産のトークン化が可能で、独自トークンを簡単に発行できます。発行されたトークンのトランザクションにはメタデータが添付されているため、高い透明性と検証が可能です。
また、トークンのシステムにはビットコインキャッシュのコンセンサスルールに干渉されません。そのためNIXTトークン保有者は、Nexinterでの取引手数料割引やデビットカードが配布されたりと様々なメリットが受けれます。
さらに大きな特徴としてKYCとAMLをクリアすれば、Nexinter上で今後デジタルセキュリティオファリング(DSO)のIEOが実施された際にプライベートセールの参加が可能です。
ロジャー・バーは諮問委員会に参加
この提携の一環としてBitcoin.comの会長および創設者であるロジャー・バー氏は、NIXTトークンの立ち上げを監督・促進する名目でNexinterの諮問委員会に参加することに合意しています。
NextHashグループのCEOであるDaniele Mensi氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。
「Bitcoin.comとの提携には非常に興奮しています。SLPベースのトークンの大きな可能性を活用するのは私達です。私たちはコンプライアンスと透明性に焦点を当てており、NIXTトークンはこの約束を実現する完璧な構造です」
ハードフォーク騒動以降低調なビットコインキャッシュですが、SLPの普及で復活できるのかにも注目が集まっています。
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