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2020年5月に控えるビットコインの半減期、アナリストの価格予想は分かれる

2020年の重大なイベントとして、ビットコイン(BTC)の半減期があげられています。論理的に半減期の際には価格が上がるとされ投資家から注目されていますが、アナリストの分析によると、上昇派とすでに織り込み済み派に意見が分かれています。

半減期は我々に利益をもたらすのか?

半減期には発掘できる量が半分となり供給量が減るため、需要が高まり価格が上昇すると言われています。

これまでの過去2度共、半減期の際にビットコインの価格は上がっていました。2020年5月にもビットコインの半減期が予定されているため、仮想通貨投資家からは長い下げトレンドを脱出できると期待されています。しかし業界の著名人からは、現在の時点で価格は織り込み済みであり、5月が来ると失望するかもしれないとの意見が目立ってきています。

仮想通貨市場のデータ分析と企業にコンサルを行っているボストンの企業Coin Metricsの共同設立者Nic Carter氏は「半減期が特に強気相場になるとは思わない」と述べました。

その理由として、既に投資家はビットコインの供給に上限があることを理解しているため、発行の変更が影響をもたらすとは考えにくいと説明し、ビットコインの誕生以来、半減期があることは徐々に知れ渡り、特に市場に大きな影響を与えるとは思えないと主張しています。

またデジタル資産運用会社JST Capitalの共同設立者Scott Freeman氏も「現在の価格はすでに織り込み済みで、価格の上昇は新規参入者によってもたらされる」と発言しており、Carter氏の意見を後押しする形となっています。

マイナーの撤退を懸念する声

Freeman氏によれば多くのマイナーは現在の価格で利益をあげている一方で、効率の悪いマイナーは半減期を迎えれば撤退してしまうと指摘しています。

記憶に新しいのは2019年8月に半減期だったライトコイン(LTC)ですが、8月に向けて上昇したものの急落する結果となっていました。これもマイナーの撤退が一因と見られています。

一方テキサス州の投資会社Multi-Coin Capitalの共同設立者Kyle Samani氏は、半減期が業界に驚異的な影響を与え、価格にも大きな変化をもたらすと強気な姿勢を見せています。

その理由として、4年前の半減期にはなかったハイレバレッジ取引があるためだと説明し、半減期とロング・ショートのハイレバレッジ取引が組み合わされば、大きなボラティリティが生まれ参入者も増えると主張しました。

半減期の価格推移はデータ自体が少なく、今回も価格が上昇するとは限らないとする意見は理解できるところではあります。しかし、市場も新たなデリバティブ商品が生まれるなど成長しているため、半減期に向けての期待値は高いと言えるでしょう。