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ベテラントレーダーのトッド・ホルウィッツ氏、ビットコインが金に取って代わるのは「現実的な可能性」

著名投資家でビットコイン(BTC)投資家のTodd Horwitz(トッド・ホルウィッツ)氏は、事実上価値の保存手段としてビットコインが金に取って代わることはないと述べたものの、中央銀行の金融市場介入により「現実的な可能性になった」と持論を展開しています。

BTCはデジタルゴールドになりうるのか?

1月11日、ホルウィッツ氏はKitco Newsにインタビュー出演し最近起きた金の急落と、ビットコインやイーサリアム(ETH)などについて議論し、仮想通貨が定着しつつあるものの価値の保存手段としてのビットコインの役割について次のように述べています。

「ビットコインが金の代わりになると思いますか?私はそう思いません。しかしそれは現実的な可能性ですし、あなたの知っているリバタリアンの世界では中央銀行の介入は好きではありません」

このように新型コロナウイルスの経済対策による金融政策が、投資家のマネーを仮想通貨市場に向かわせているため、ビットコインがより魅力的な投資手段になっていると強調しました。

ホルウィッツ氏はまた、リバタリアンはお金が何もないところから作られるのが好きではないと付け加え、ビットコインやイーサリアムその他いくつかの限られた仮想通貨は本物であり、基本的には永遠に存在するだろうと自身の考えを示しました。

仮想通貨に全財産を賭けるのは間違い

仮想通貨市場全体の時価総額は現在1兆ドル(約104兆円)を超えており、ホルウィッツ氏によれば、規制当局を悩ませ始めていると語っています。実際に欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁は先日、ビットコインがマネーロンダリングを促進すると主張し世界的な規制を求めました。

しかしラガルド総裁はビットコインがマネーロンダリングに使われた具体的な例を挙げておらず、より多くの企業が仮想通貨を決済手段として受け入れているため、今後もさらなる普及が考えられます。

一方で投資家が金のエクスポージャーをビットコインに置き換えることについて質問された際、ホルウィッツ氏はその手法は間違いであり、失ってもいい額のみ仮想通貨に回すべきであるとアドバイスしました。

市場にはいまだ不確実性が残っており、ホルウィッツ氏自身もビットコインへの投資額は「明日ゼロになっても、睡眠を妨げられない額」であると述べ、投資家が仮想通貨に全財産をBETするのは間違いであると警告しています。

このようにビットコインのコンセプトは非常に優れており、堅実であるものの疑問点も残されていると強調しています。ここ数カ月、MicroStrategyやSquareなどの企業がビットコインに投資し始めています。

また昨年末、マクロ経済・投資戦略調査サービス「グローバル・マクロ・インベスター(GMI)」の創設者ラウル・パル氏が純資産の98%を仮想通貨に投資していることを明らかにしており、果たしてどちらに軍配が上がるのか今後に注目と言えるでしょう。