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ビットコイン暴落の要因と今後の価格の行方

半減期前に復調したビットコイン(BTC)でしたが、その後は価格が低迷しました。7,650ドルから5,500ドルまで下落した後、価格は一時4,679ドルまで落ち込み、2020年の最安値を更新しています。

ビットコインが2020年最安値を記録

ビットコインの価格がこの水準まで落ち込むのは、2019年の4月以来初めてです。2020年の最高値は10,500ドルだったので、58.07%の大幅な下落が起こっていることになります。つまり、2020年の上昇幅のほぼ全てが一掃されてしまったのです。

Coin360のデータによれば、ビットコインの時価総額は483億ドルも減少しました。これは、たった1日で時価総額が1,378億ドルから895億ドルまで下落したことを同時に示しています。

コロナウィルスと金融市場の影響

下落が起こっているのはビットコインだけではありません。伝統的な金融市場も大きな影響が出ています。

例えば、ダウ先物とS&P500は連日の下落に加えて本日も1%下落しており、金先物は0.87%、銀先物は1.56%とそれぞれ下落しています。株式市場や金融資産に対する投資家の信頼は揺らいでおり、リスクを避けようという意識が生まれているのです。

この原因は、世界中で流行するコロナウィルスによって、経済の不確実性が高まっていることに他なりません。

FRBは景気後退に歯止めをかけるため、最大1.5兆ドルの資金注入計画を発表しました。しかし、最初に投じた5,000億ドルが下落に歯止めをかけることはなく、ダウ平均は10%の損失を出す歴史的な幕切れとなっています。

加えて、米国の約50%が学校の休校やスポーツ、音楽などのイベントの中止を呼びかける緊急事態宣言を発していることを複数のメディアが報じています。こうした事情を鑑みると、今後もさらなる下落は避けられないように見えます。

ビットコイン価格の行方

ビットコイン価格は9%強反発しており、4,800ドル付近で取引されています。しかし、日足チャートに表示された大きな陰線は、今後の方向性にトレーダーが確信を持てないことを意味しています。

買い圧力は低下しており、RSIは売られ過ぎ、移動平均線は下向きとなっている状態では、下落の圧力は高いもののトレーダーがそのための準備をできていないことに他なりません。4,679ドルまで下落したビットコインの次のサポートは4,030ドル付近ですが、これを下回った場合、2年振りの水準となる3,000ドル代まで下落する可能性も出てきます。

ビットコイン価格は仮想通貨市場の指標でもあります。アルトコインにも下落の影響は及んでおり、イーサリアム(ETH)は43.06%、ビットコインキャッシュ(BCH)は42.85%も下落するなど、様々なコインが安値で取引されています