ブルームバーグのインテリジェンスアナリストであるMike McGlone氏は、需要の増加と供給の減少によってビットコイン(BTC)価格にポジティブなマクロ経済的見通しがもたらされると見解を示しました。
半減期がビットコインにはプラスに
2020年5月にブルームバーグで公開された「Crypto Outlook」のレポートでは、ビットコインの需要と供給の減少が価格にポジティブなマクロ経済的見通しをもたらすと述べられています。レポートを担当したMcGlone氏が特に強調したのが、ビットコインの半減期が来週に迫っていることです。McGlone氏は金(ゴールド)との比較を交えながら、以下のように述べてました。
「5月には半減期が来るので、1日あたりの新規発行数が減少します。準通貨(貨幣の代替となる資産)であるゴールドと違い、ビットコインは価格が高くなっても供給が増えることはありません。」
金融市場のリスクの高まりもビットコインを後押し
また、McGlone氏はビットコインのボラティリティが下がっている一方で、株や債券など伝統的な金融市場のリスクが高まっていると指摘しました。さらに、中央銀行の対応などを踏まえれば、ほとんどの要素はビットコインにとってプラスに作用するだろうと見解を示しています。
McGlone氏によれば、2020年は株式のボラティリティが上昇しており、債券の利回りは低下していることで、ビットコインにはさらに有利な状況になっているとのことです。また、他の仮想通貨と比較しても、ビットコインが優位性を維持するであろうと見解を示しています。