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仮想通貨への関心が高まるアフリカ。ビットコインの救世主となるか?

先進国により仮想通貨への規制が着実に進む中で、発展途上国の多いアフリカでもますます関心が高まっています。2020年に入り取引量・保有率が共に高く普及が最も有望な地域の1つとして注目されています。

P2P取引高がバブル時超える

5月初め、仮想通貨分析サイトUseful Tulipsが公開したデータによるとアフリカ大陸におけるP2P取引所LocalbitcoinsとPaxfulの取引量が急増していることが分かりました。

特に南アフリカとサブサハラ・アフリカが1~2位を占め、2017年バブル時を超える約1400万ドル(約15億円)以上の取引が行われています。これは今まで取引が活発と言われていた南米を抑えた結果となっています。

また同じく仮想通貨市場を調査しているアーケイン・リサーチのレポートによれば、グーグルトレンドにて「cryptocurrency」または「Bitcoin」の単語を検索している上位の国がいずれもガーナ・ウガンダ・ナイジェリア・南アフリカ・ケニアとアフリカ地域が占めています。

仮想通貨の保有率も南アフリカが第3位、ナイジェリアが第5位にランクインしておりいかにアフリカで仮想通貨の需要が高まっているかうかがえる形となっています。

需要増加の背景

このような背景はアフリカの投資家による半減期を見越した買いだけとは限りません。PaxfulのCEOであるRay Youssef氏はポッドキャスト内にて、過去数年アフリカ大陸でビットコイン(BTC)への関心が高まっていることは非常にポジティブだと述べ、特にミレニアル世代から関心が寄せられていると明かしました。

アフリカと言えば経済の不安定さから高いインフレ率を記録しており、年齢が若いミレニアル世代は新しいテクノロジーへの関心だけでなく、インフレに対するヘッジとして仮想通貨投資を選んでいると推測されています。

「現在、アフリカ大陸が当社の取引量をリードしています。今後5年間でアフリカは主要なクリプト大陸になります。それは誰も想像できない方法で成長するでしょう。新型コロナウイルスの流行時には爆発的な需要が見られました。」

またアフリカの人々と言えば銀行口座を保有していない場合も多くスマートフォンでの送金に頼っています。しかし出稼ぎ労働者が家族へ仕送りするにあたり高額手数料を取られてしまうため、仮想通貨で送金するパターンが増加しているのも要因となっています。

このようにアフリカは仮想通貨普及において有望な国とみられていますが、ツイッター社のCEOでビットコイン支持派のジャック・ドーシー氏も以前「アフリカ大陸が大きな役割を果たす。」と述べていました。