先日ビットコイン(BTC)が1年1ヶ月ぶりに100万円を超え、大きな盛り上がりを見せています。バブル崩壊後、苦境に立たされていた仮想通貨投資家にとっては次の強気相場に繋がり心待ちにしていた出来事と言えます。一部のアナリストの間ではFacebook(フェイスブック)による仮想通貨プロジェクトとFOMOが今後さらに価格の急騰を引き起こすだろうと分析しています。
ウィンクルボス「1万ドルを超えれば1万5千ドルはすぐに到達する」
現在、ビットコインの価格は執筆時点で9,283ドル(約100万円)で取引されており、この上昇傾向は近い将来さらなる強気相場へと突入する可能性があるとして期待する投資家も多いと言えます。
次の心理的に重要な価格は1万ドル(約107万円)とされています。この価格水準を超えた場合、それが引き金となり大量のFOMO(取り残されるかもしれない恐れ)が発生し、これまで傍観していた投資家らが強気相場突入への確信を持ち資金流入が見込まれる可能性は非常に高いと見られています。
来年に予定されているビットコインの半減期も価格上昇の要因とされていますが、人気の米仮想通貨取引所「Gemini」の創設者であるウィンクルボス兄弟の1人Tyler Winklevoss氏の最近のツイートでは、FOMOにより1万ドルを超えた場合、さらに上昇する可能性は高く1万5千ドル(約160万円)を突破するだろうと言及しました。
Facebookのリブラがビットコインの上昇を導く
FOMOによる価格上昇だけでなく先日発表されたばかりのフェイスブックの仮想通貨プロジェクト「Libra(リブラ)」が今後数ヶ月から数年で大幅にビットコインの価格を上昇させる可能性があると指摘するアナリストもいます。
仮想通貨業界で人気のあるフォロワー22万人を持つMark Keiser氏は、リブラが潜在的な人々にアピールすればビットコインの採用が促進され、ハッシュレートは上昇し過去最高値を達成すると分析しました。
このように、リブラがビットコインに対し脅威ではなく価格の上昇に繋がるとした意見は多く出ています。
ファンドストラット代表のトム・リー氏によれば、リブラは競合相手とはならずビットコインを補完する役割を果たすと述べています。またビットコインは今や準備通貨になりつつあり、史上最高値をすぐに達成すると付け加えました。
また米仮想通貨投資会社BKCMのCEOブライアン・ケリー氏もリブラはビットコインと競合するのではなく仮想通貨業界の信頼性を高めると述べ、リブラがデジタルドル、ビットコインはデジタルゴールドになると予測しています。
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