今日の情報が、明日の君をつくる。

米WisdomTree(ウィズダムツリー)がビットコインにも最大5%、資金を振り分けるETFを申請。

米ニューヨークに拠点を置く大手資産運用会社WisdomTree Investments(ウィズダムツリー)が新たなデリバティブ型ETFを申請していることが分かりました。このETFにはビットコイン(BTC)先物市場にも5%資産を振り分け、投資対象としています。

ビットコインETFが新たに申請

ナスダックにも上場し600億ドル(約6兆4000万円)を超える資産を運用しているWisdomTree Investments(ウィズダムツリー)が、ビットコイン(BTC)先物を投資対象に含むETFを米証券取引委員会(SEC)に申請しました。

提出した書類によるとこのETFは主に「エネルギー・工業用金属・貴金属・農業」への先物市場への投資を対象にしており、ビットコインへは最大5%の純資産を投入するものとなっています。

WisdomTree Enhanced Commodity Strategy Fundと名付けられており、SECによって承認されれば、最大のビットコイン先物市場の1つシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物を利用します。

ビットコインはポートフォリオのごく一部となっていますが、投資家が秘密鍵を管理することなく投資できるため、承認された場合市場に影響を与える可能性も指摘されています。

SECの懸念を排除できるか?

ビットコインETFについてはこれまでBitwiseやGeminiなど様々な企業が申請するも、ことごとくSECによって否決されていました。その理由として市場の価格操作・カストディの欠如など市場の未成熟さを挙げています。

また多くのハッキングリスクにも晒されています。仮想通貨支持を表明しているSECのHester Peirce(へスター・ピアース)委員も、SECはビットコイン市場へアクセスを提供する商品の上場を「承認する気がないのだろう。」と結論づけ、基準が絶えず変化していると批判しています。

しかしウィズダムツリーが申請したETFは、ビットコイン先物に一部の資産を振り分け投資家も直接、投資する訳ではないためSECの懸念を払拭できる可能性もあります。

一方、Aberdeen Standard Investments(アバディーン・スタンダード・インベストメンツ)でETF責任者を務めるスティーブン・ダン氏は、ブルームバーグのインタビューにて先物市場を対象にしたETFについて、次のような懸念を説明しています。

「私の経験では現物と先物市場において、ほとんどの投資家がスポット価格を求めており、現物へのアクセスを求めています。」

また4月にUSオイルファンド(USD)の価格急落の影響を受け、先物を対象にしたETFの審査もより一層厳しくなったとも伝えています。