今日の情報が、明日の君をつくる。

ビットコイン誤送金を防ぐ新たな仕組み、イスラエルのスタートアップが発表

ビットコイン(BTC)の問題点の1つとして、間違った送信をしても元に戻せない点が挙げられます。もしあなたが送金先のアドレスを間違えても、相手側が良心的な人物でなければ、その返還に応じてくれないことでしょう。イスラエルのスタートアップであるKiroboは、こうした仕組みを変えようとしています。

ビットコインのトランザクション履歴変更を目指して

Kiroboはビットコインのトランザクションを不可逆的なものへ変更する新たな方法を最近になって発表しました。これは、ブロックチェーンを使い間違ったアドレスに送金してしまった人は、その送金をキャンセルすることができます。送金者と受信者は、トランザクションコードを付与されます。このコードを持っていなかったり、情報を間違って入力したりした場合には、送金者はビットコインを取り戻すことが可能です。仮想通貨の分野では、アドレスが文字や数字、記号によって構成されていますが、そのいづれもとても複雑で長いものとなっています。加えて、これらのアドレスを正確に入力することができなければ、最悪の場合、自己資金を失ってしまう恐れがあるのです。

もし間違ったアドレスに送金してしまった場合、その返却は受け取りての良心に委ねられてしまいます。仮に送金者が返金を求めても、受信者はその要望を断ることができるのです。これらの事態が発生した場合、送金者は運が悪かったとしか言えないでしょう。この事実が物語るのは、送金者にとってビットコインや仮想通貨の仕組みは公平なものではないということです。Kiroboの取り組みは、こうした不平等さを解決するためのものと言えます。

仮想通貨、ビットコインの世界を正しいものへ

イスラエル・イノベーション・オーソリティなど、Kiroboは主要機関から支援を受けています。サイバーテック企業Scorpiones Groupなどが監査をしており、その信頼性は非常に高いと言えるでしょう。最も大きな目標は、仮想通貨の取引をより安全なものへ進化させることです。仮想通貨などのデジタル資産は、強固なセキュリティを確立できてこそ、はじめてその地位を確固たるものにできます。これは、政府など公的機関の規制を踏まえたうえでのものです。

Kiroboは新たな送金方法に加えて、ユーザーがより安全に自分の資産を守れる方法も提供しています。例えば、ユーザーはKiroboのサーバーがダウンしても、自分の資産にいつでもアクセスすることができ、取り出すことが可能です。