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米国で4人の中国麻薬密売者がビットコインを使ったマネーロンダリングを行ったとして告発。

米国にて中国麻薬密売業者4人が起訴されました。彼らは麻薬の密売で得た利益を、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨で資金洗浄(マネーロンダリング)していたことが分かっています。

仮想通貨マネロン後を絶たず

米国財務省傘下の外国資産管理局(OFAC)は中国籍であるSongyan Ji・Longbao Zhang・Guifeng Cheng・Guangfu Zhengの4人を麻薬密売者として告発しました。

4人は「Zheng違法薬物密輸組織(DTO)」を支援していたと見られており、すでに2000年に制定された米国の国際麻薬取引法案「外国麻薬キングピン指定法」に基づいて、起訴されています。

またOFACが発表したプレスリリースによると、Zheng DTOはビットコイン(BTC)などの仮想通貨を使用して一部を資金洗浄し、中国や香港の銀行口座に麻薬資金の入出金を行い、通貨規制や報告要件を迂回していたと指摘しています。

なおマネーロンダリングの詳細な金額は明らかとしていません。

米国で蔓延するドラッグ

Zheng DTOの主要人物Fujing Zhengとその父で中国上海在住のGuanghua Zhengは2018年、違法物質フェンタニルなどを製造および流通させる大規模な組織と背後で共謀している人物として、特定されていました。

Zheng DTOは、危険な麻薬を世界中に流通させて活動を続けており、今回、Fujing Zhengが運営するオンライン麻薬販売ショップGlobal Biotechnologyも関与していると見られています。

フェンタニルは米国でも話題となっており、容易に入手できることからメディアや法執行機関が注目を集めています。ジャスティン・ムジニッチ財務次官補も、フェンタニルやその他の薬物が米国全体で蔓延しているため、捜査に注力していると述べていました。

OFACが捜査の一環で仮想通貨に言及したのはこれで3回目となります。前回は犯罪で利益を得るために資金洗浄で使用されたビットコインアドレスをブラックリストへ登録しましたが、今回はまだそのような措置は見られません。

また米国司法省(DOJ)も仮想通貨に関連した犯罪取り締まり強化をしています。現在、ダークウェブ、仮想通貨、コンピューターハッキングのアドバイザーを募集しています。

求人要項としてダークウェブでの仮想通貨取引への潜入捜査技術、取引を追跡するためのブロックチェーン分析スキルなどが挙げられ、今後法執行機関や政府関係者と緊密に連携し、さらなる国際サイバー犯罪摘発に乗り出していく構えとなっています。