今月14日、ビットコイン(BTC)は1792万BTCまで採掘されました。来週の始め頃には1800万BTCに到達すると見込まれています。一方でアナリストからは、残りのビットコインを採掘するのに120年かかるという見解も出ています。
300万BTC採掘するのに、120年かかる?
仮想通貨の情報提供などを行う企業BLOCKCHAINのデータによると、ビットコインの総供給量は今月14日に1792万BTCに到達しました。
これによって、来週にも1800万BTCに到達する見込みが出てきていますが、これはビットコイン全体の供給量に対して約14.3%の割合を占めています。
一方で、仮想通貨アナリストでもあるRhythm氏は、自身のツイッターで残りの300万BTCを採掘するのに120年かかるとの見解を示しています。
その根拠として、マイナーの競争がかつてないほど激化するだろうと指摘したうえで、それに伴いハッシュレートがATH(過去最高値)を更新し続けるだろうと述べています。
ビットコインと発行量の仕組み
ビットコインの発行量は2100万BTCであり、これより下がることもなければ上がることもありません。
マイナーはネットワークのブロックの検証を行うごとに、報酬として新規発行されたビットコインを受け取ります。
ビットコインが新規で発行されるのはこのタイミングでだけであり、すべてのビットコインが発行されたあとには手数料がマイナーの報酬となります。
加えて、ビットコインは約4年ごとに報酬が半分になる半減期を迎えます。つまり、年々ビットコインが新たに流通する量は減少しているのです。
上昇するビットコイン人気
1800万BTCに到達することで、ネットワークに大きな変化が出たり、価格に何かしらの影響が出ることはないかもしれませんが、仮想通貨取引や保管業務を手がけるLunoは、来週1800万BTCに到達すると予想されていることに対し「エキサイティングな週である」とコメントしています。
また、仮想通貨やフィンテックの情報を配信するglassnodeの報告によれば、1000BTC以上を保有するビットコインウォレットが増加傾向にあるとのこと。現時点でその数は、2100を超えていると報告されています。
大口投資家の割合が増加していることは、市場にとってもポジティブな要素でしょう。
今後の価格推移から、ますます目が離せません。
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