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シルクロード関連のウォレットから移動した約7万BTC、詳細が徐々に明らかに。

先日、シルクロードに関連があるとされるビットコイン(BTC)ウォレットから約1000億円相当となる約7万BTCが移動し、話題となりました。現在すでにこの所有者は司法省に協力し、資金は押収されたと見られています。

司法省が約7万BTC押収済みか

11月4日、ダークウェブ上での売買として悪名高いシルクロード関連のアドレスから、2015年ぶりに約9億6千万ドル(約1000億円)相当となる約6万9370ビットコイン(BTC)が移動したことが報道されました。

このウォレットの所有者は「Individual X(個人X)」と名付けられ正体不明とされていましたが、米司法省と仮想通貨分析企業Chainalysisと協力し動きを追跡した結果、Individual Xは司法省に協力する姿勢を示し、資金はすでに司法省の管理下にあると伝えられています。

司法省は現在この問題の人物の身元を明かすことを拒否しており、男なのか女なのか詳細は明らかとなってはいません。米国の弁護士デイビッド・アンダーソン氏は、次のように説明しています。

「シルクロードは当時最も悪名高いオンライン犯罪市場でした。2015年にシルクロードの創設者の起訴に成功したことで、10億ドルものお金がどこに行ったのかという疑問が残りました。今日の没収訴状はこの未解決の疑問に少なくとも部分的に答えています。これらの犯罪収益の10億ドルは、現在米国が所有しています」

シルクロードからハッキングした

当初、仮想通貨の情報を分析しているサイファートレースによればIndividual Xが約6万9370BTCを移動した理由について、事前に1BTCを送金していたことからネットワークを最新の状態にして新たなアドレスに移動したか、ハッカーによって盗まれた可能性があると指摘していました。

また司法省の声明によればIndividual Xは当時シルクロードにハッキング、不正かつ違法にアクセスしビットコインを盗みIndividual Xのウォレットに移動したと説明しています。

その後シルクロードの創設者ロス・ウルブリヒトは履歴等からIndividual XのオンラインIDを発見、盗んだビットコインを返すよう脅したもののIndividual Xは応じず、保管したまま使うこともなかったと述べています。

このように移動した理由について説明していませんが、当時の詳細については徐々に明らかとなっています。司法省は今回押収した約6万9370BTCが没収手続きの対象で、実際に犯罪行為から生じたものであることを法廷で証明するものと予想されます。