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2011年にマウントゴックスから盗まれた約8万BTCが一度も動かされず、市場への影響を懸念する声

海外の仮想通貨投資家の指摘により、2011年にマウントゴックスからのハッキングで盗まれた79,956BTCが入ったウォレットが話題となっています。このウォレットは一度も動いておらず、売却のタイミングをうかがっているのか秘密鍵を失いアクセス不可能となったのか注目が集まっています。

ハッキング以降、眠る約8万BTC

ビットコインウォレットの中でも6番目に保有数が多いとされる79,956BTCに注目が集まっています。

海外の仮想通貨投資家Jameson Lopp氏いわく、この79,956BTCは日本の仮想通貨取引所マウントゴックスから2011年3月にハッキングされたもので、以降一度も資金が移動した形跡がないと指摘しています。

ハッキングにより起きたマウントゴックス事件と言えば2014年ですが、その後の調査によって2011年から起きていたと見られています。

他ユーザーによりこの79,956BTCはマウントゴックスで起きた一番最初のハッキングであることが分かっており、ジェド・マクレエブからマイク・カルプレスに運営が引き継がれた原因にもなったと指摘されています。

動けば市場への影響が懸念

盗まれたとされる79,956BTCは2011年当時の価格でも約7万3000ドル(約792万円)、現在の価格では約6億5300万ドル(約708億円)にものぼり9300%の上昇率となっています。

そして懸念されているのが所有者が果たしてHODLしているのか、秘密鍵を紛失したため動かせないのかと言った点です。大規模なビットコイン(BTC)の資金移動を追跡、通知してくれる人気ツイッターアカウント「Whale Alert」は最近、SFOXのインタビューにて次の様に答えています。

「このウォレットの所有者が眠れるクジラであれば、全て売却しようとすれば市場が完全に崩壊します。ですが所有者は秘密鍵を失ったのか?それともまだ生きているのか?把握するのは非常に難しい」

一方、仮想通貨のデータ分析を手掛けるCoin Metrics社の最新レポートによればこのウォレット所有者は秘密鍵を無くし、アクセスできない可能性が高いと報告しています。

なお今回話題となった79,956BTCのハッキングは史上2番目に大きい額となっており、1番大きいものは2016年にBitfinexで起きた119,756BTCとなっています。

Coin Metrics社によればビットコインの総発行枚数2100万枚とされていますが、少なくとも150万BTC(1兆3000万円)が何らかの理由でアクセスできなくなっていると報告しています。これは現在発行済みの約1800万BTCのうちの8%にあたり、今後もバグやミスなどの理由により増加すると予測されています。