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政情不安な国々でますます需要が高まるビットコインP2P取引、南アフリカでは前年比2800%増

発展途上国など経済や政治が不安定な国ではますますP2Pによるビットコイン(BTC)取引の需要が高まっています。以前はLocalBitcoins(ローカルビットコイン)での取引がメインでしたが、大手仮想通貨取引所バイナンスも中国向けOTCプラットフォームを開設しています。またPaxful(パックスフル)では南アフリカでの10月のP2P取引が前年比2,800%を超えました。

不安定な国で活発な仮想通貨P2P取引

個人間で売買するP2P(OTC)取引は大口の機関投資家が市場に影響を及ぼさずに取引できる手段として人気となっています。しかしローカルビットコインが提供するデータによると、P2Pの需要は情勢や経済が不安定な国の人々の間でもますます高まり続けています。

ハイパーインフレを起こしたベネズエラでは法定通貨の暴落により国民のビットコインP2P取引が増加傾向にあり、今年9月には2回に渡り取引量が過去最高を更新すると言った記録を見せています。

同じ南米のアルゼンチンやチリでも2017年からP2P取引量が増え続け、経済の不安定さに直面している国ではいかにビットコイン等の仮想通貨が人気であるかがうかがえます。

一方、デモに揺れる香港でも政治的なリスクヘッジからか、9月には過去最高を記録しています。ローカルビットコインは直接対面での取引禁止やKYCの厳格化など、規制に対処する動きを見せていますが、サービスは依然として活発と言えるでしょう。

中国、南アフリカでも高い需要

大手仮想通貨取引所バイナンスは10月、中国での人民元によるP2P取引を開始しました。これは取引所での取引は禁じられているもののOTC(店頭)取引での売買は可能だったためです。

その後CZ氏はメッセージアプリWeChatとAliPayを通じてビットコインの購入サポートを発表し、1日の取引高が2~300万ドルにも及んでいることを明らかにしています。

またローカルビットコイン同様、大手ビットコインP2Pプラットフォーム「パックスフル」はヨハネスブルク・プレトリア・ケープタウンをメインとする南アフリカでの10月の取引量が前年比で2,800%増となったことを発表しました。

現在パックスフルのウォレット数は300万、1日5万件の取引を処理しておりアフリカ全体の取引数も前年比で64%を超えるなど今後はアフリカ市場にも注目が集まっています。

このように仮想通貨の普及は情勢が不安定な国で顕著な様子を見せています。また中国同様、厳しい措置を取るインドでもどのように普及していくのか気になるところです。