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仮想通貨ビットコインゴールドの価格が急上昇、51%攻撃を受けるも意に介さず

ビットコイン(BTC)からのハードフォークにより誕生したビットコインゴールド(BTG)は、先週2回も51%攻撃を受けていたことが報告されています。しかし価格は過去24時間で20%もの上昇を見せています。

ビットコインゴールドの価格が上昇

現在、ビットコインや主要アルトコインのパフォーマンスが目覚ましく好調を見せています。その中でも27日からのビットコインゴールドは過去24時間で20%も価格が上昇し注目を集めています。さらに、1ヶ月の上昇率は129%となっており、現時点で約1300円程で取引され時価総額でも34位に位置しています。

しかし、マサチューセッツ工科大学(MIT)のデジタル通貨イニシアティブ研究者James Lovejoy(ジェームス・ラブジョイ)氏がGithub上で公開したレポートでは、ビットコインゴールドがここ最近で2回、51%攻撃を受けていたことが分かっています。

約780万円分のビットコインゴールドが二重支払い

51%攻撃とは、悪意ある人物などが意図的にネットワークの採掘速度(計算能力)の51%以上を獲得し、不正取引や二重支払いを可能にするものです。

ラブジョイ氏には、1月23・24日にビットコインゴールドのネットワークで10ブロック以上に渡った「深い再編成」が行われたと報告しています。

ハッシュレートの半分以上が支配され、23日には14ブロックを取り除き13ブロックを追加する事で1900BTG、24日には15ブロックが取り除かれ16ブロックを追加することで5267BTG、合計で7000BTG(約780万円)ものビットコインゴールドが二重支払いされています。

ラブジョイ氏は攻撃者が各再編成に費やした費用は1700ドル(約18万5000円)だと計算しています。

ビットコインゴールド・オーガニゼーション(BGO)は2回に渡り51%攻撃を受けたことを認めたものの、ハッカーが取引所でビットコインゴールドを交換し利益を引き出せたかは分からないと主張しており、どちらか一方の51%攻撃は失敗していると考えていると付け加えました。

51%攻撃を受けるも、価格は上昇中

ビットコインゴールドは2018年5月にも51%攻撃を受けており、当時約19億円分ものビットコインゴールドが二重支払いされる事件がありました。その際、Bittrexなどの取引所はビットコインゴールドを取扱リストから削除しています。

通常、ビットコインのようなハッシュレートの高い通貨は、51%攻撃を行うにも莫大な費用が掛かるため利益を生みません。しかし堅調な下降トレンドにある通貨に関してはまだまだ有効であると言えます。

このようなマイナスファンダを抱えている中でなぜ価格が上昇しているかは不明でめずらしい状態です。急なラリーとも考えられ、急落にも注意が必要です。