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幹部の退社が相次いだマイニング企業Bitfarms、次は住民との騒音トラブルに直面

カナダのマイニング企業「Bitfarms」では社長兼共同設立者を含む4人が退社するトラブルに見舞われていましたが、今回新たにマイニング機材から出る騒音がうるさいと近隣の住民から苦情が寄せられるトラブルを起こしていたことが分かりました。

Bitfarms社、内部トラブルにより幹部が離脱

トロントに拠点を構えるマイニング企業Bitfarmsは、社長兼共同設立者で14歳でIT企業を設立した経歴を持つPierre-Luc Quimper氏によって2017年に始まりました。

しかし先月にはビジョンの違いによりQuimper氏と副社長のAnthony Levesque氏とLouis Valois氏、広報担当のBahador Zabihiy氏の合計4人が退社する事態となっています。

また株価はトロント証券取引所に7月に上場されて以来、約30%も低い価格で取引されています。CEOであるWes Fulford氏は今回の離脱に対して成長するための痛みに過ぎないと説明していますが、新たにマイニング工場に近くの住民から騒音による苦情が寄せられていることも明らかとなりました。

防音対策に23メートルの壁を建設

Bitfarmsはケベック州全体で5つのマイニングセンターを運営していますが、その中でもシャーブルックにある工場には、近隣に住む住民からマイニングによって生じる騒音が耐えられないと苦情が寄せられているようです。The Canadian Pressが行った近隣住民へのインタビューによれば、工場は苦情があるにも関わらずさらなる拡大を行っているようです。

しかしそのいっぽうで、Fulford氏は今回の拡大について、工場の外に約23メートルの壁を設立し騒音の原因である24時間稼働していた大型冷却ファンの音を消そうと内部を改修しているためであると説明しています。

通常マイニング工場は365日24時間稼働させるため、騒音が漏れ出れば住民の生活を苦しめることになります。しかしマイニングには大量の電力を必要とし、シャーブルックは年間300万ドル(約3億2500万円)もの電気代を徴収することができることも事実です。

そのためかは不明ですが議員からは若干擁護する声が見られているものの、住民からはこのトラブルが完全に解決するまではマイニングの稼働停止を望む声が相次いでいます。

また、同じくBitfarmsの工場があるケベック州ファルナンの市長も2017年に騒音トラブルが起きていたことを明かしています。しかしBitfarmsは非常に協力的で市民は満足し、現在は問題が解決していると答えています。

前途多難なBitfarmsですが業界では新生と期待する声も多いため、一刻も早い立て直しが期待されています。