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元JPモルガントレーダーが仮想通貨取引所BitMEX(ビットメックス)に対し3億ドルの訴訟

最大100倍のレバレッジ取引が可能だとして人気の仮想通貨取引所BitMEX(ビットメックス)が、2015年のシードラウンドにて資金調達に参加した投資家によって、3億ドル(約328億円)の訴訟を起こされていることが分かりました。原告の主張によれば投資条件であった株式の譲渡がなされなかったと主張しています。

BitMEXが3億ドルの訴訟を起こされる

訴訟を起こしたのはJPモルガンでデリバティブ・トレーダーとして勤務していたFrank Amato(フランク・アマト)氏とアマト氏が経営する企業「RGB Coin Ltd.」です。

大手仮想通貨取引所BitMEX(ビットメックス)の親会社である「HDRグローバルトレーディング」と創業者Arthur Hayes(アーサー・ヘイズ)氏を相手取り、3億ドル(約328億円)の損害賠償を求めています。

14日に米カリフォルニア州裁判所に提出された書類によれば、アマト氏は2015年に行われたビットメックスのシードラウンドの資金調達に参加した投資家の一人だとされています。

当時、アマト氏は株式を受け取るとした条件でビットメックスに3万ドル(約330万円)を投資したものの、過去4年間1ドルも受け取っていないと主張しています。また株式は現在の価格で5000万ドル(約58億円)相当にのぼるとしています。

今回の損害賠償金額は5000万ドルと懲罰的損害賠償額の推定2億5000万ドル(約273億円)を合計したものとなっています。

最近では顧客のEメールアドレス大量流出事件も

ビットメックスと言えば11月にユーザーの登録したEメールアドレスの一斉送信による流出事件を起こしたことも記憶に新しいと言えます。その後すぐにツイッターアカウントも乗っ取られ、一時騒ぎとなりました。

後にビットメックスの従業員が「BCC」で送信するつもりが「CC」のまま気付かず、TOフィールドにユーザーのアドレスが大量に記載されたまま送ってしまったと釈明しています。

このようにセキュリティの問題は特定され解決済みとなっていますが、7月にはビットメックスがライセンスが許可されていない地域にサービスを提供していた可能性があるとして、米商品先物取引委員会(CFTC)が調査に入り、現在も続いています。

なお今回のアマト氏による訴訟に関してビットメックス側からのコメントは発表されてはいません。また他大手取引所もハイレバレッジを続々と提供し始めており、このままトラブルが続けば危機感を感じたユーザーが離れていくことも予想されます。