仮想通貨の市場の冷え込みが長引いているにも関わらず、ブロックチェーン関連の求人は増加の一途を遂げています。求人サイトGlassdoorでは世界中の企業から合計5,000件以上を超える求人募集が掲載されています。
米で特に求人が増加の傾向
The Next Webの報告によれば、大手求人サイトGlassdoorで掲載されたブロックチェーン関連の求人サイトが世界中で合計5,711件にも上っていると伝えています。
その中で最も募集を積極的に多く行っている国はアメリカが先導しており、その数は2,616件、次いでイギリスで1,015件、インドでは257件となっています。
2017年の10月頃にはわずか446件であったため、人材獲得のための競争が行われている事になります。
また、最も多く募集している職種の1位はブロックチェーンエンジニアで、2位がシニアソフトエンジニア、次いでブロックチェーンデベロッパーだとの事です。
他にもブロックチェーンに熟知したマーケティングや販売などその職種は多岐に渡りつつあります。
なお、募集が多い企業の上位10社のうち実際に仮想通貨に関連している企業はForis Limited、Crypto.com、Wirexのたったの3社のみしか掲載されていなかったとの事で、いかに他の企業が注目しているかも伺える結果となりました。
どの一般企業で募集が多いのか?
その他にブロックチェーンキャリアを持つ求人の募集を行っている上位企業は、BIG4と呼ばれる4大会計事務所のうちPwC(PricewaterhouseCoopers)、Deloitte、EY(Ernst&Young)の他に、大手IT企業であるIBMやOracle、Accentureとなっています。
EYでは最近、仮想通貨関連の税金の申告を簡素化するために、収益をユーザーが追跡できる会計ソフトウェアツールを開発しており、IBMでは製品のサプライチェーンを管理するブロックチェーンソリューションを導入しており、これらの結果は特に驚くべきことではないと言えます。
また募集リストの中には、スタッフの60%の解雇を発表したイーサリアム(ETH)関連の開発会社ConsenSys等の名前も見受けられます。
今回の調査結果として、仮想通貨関連のプロジェクトを行おうとしている企業は無く、何らかの分散型プラットフォームに熟知した専門家を募集している企業ばかりであるため、いかにブロックチェーンソリューションの開発に関心が高まっているかが伺える形となりました。
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