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2020年は医療業界におけるブロックチェーン元年となりえるか?実装するメリットとは

2020年に入り中国武漢地区を発生源とした新型コロナウィルスが猛威を振るい、世界各国で対応を迫られています。ブロックチェーンの技術は現在、様々な業界でも実装されつつあり、医療業界でも多くのメリットをもたらすとして期待されています。

ブロックチェーン×医療業界

いまやブロックチェーン技術は仮想通貨やマイニングの枠を超えていると言っても過言ではありません。金融業界を変えるのは間違いありませんが、物流業界においても実装が進んでいます。

規制レベルでも普及が進み、世界各国の有名大学でもブロックチェーンに関する授業が続々と開講され始め、実需において多大な可能性を秘めています。

これは医療業界においても同様で、実装すれば様々なメリットをもたらすとして注目が集まっています。業務効率化やコスト削減は勿論のこと、患者側にとっても恩恵を受けることが可能です。

医療業界でもデジタル化が進んでおり、電子カルテが普及しつつあります。しかし、カルテには患者のデータが詳細に記録されているため、高いセキュリティ技術が要求されます。

そのため改ざんや不正が限りなく不可能なブロックチェーン技術と相性が良く、一度アップロードしてしまえば患者側も自身の病歴や情報を見逃すことがないため、重大なミスを防ぐことができます。

またこれらビッグデータは、共有すれば将来の新薬開発や治療法にも繋がります。現在、根本的な完治が難しい病気に対して研究がさらに進むことが期待されます。

一方、大量廃棄が問題となっている医薬品にもブロックチェーンでサプライチェーンを透明化すればより適切な管理が可能になることが期待されています。

すでに実用化が進んでいる

米大手病院のマサチューセッツ総合病院(MGH)は、2018年に韓国のブロックチェーン企業MediBlocと提携しています。

ブロックチェーンで患者のデータを安全に保管および共有する事で、さらなる技術の発展と患者の待ち時間を減らすことなどを目的としています。

また同年には商品のサプライチェーンを管理し模造品の流通を防止することを目指すVeChain(VET)が中国政府とのパートナーシップを発表し、ワクチン接種プログラムの供給と記録管理を支援しています。

これは、現在猛威を振るっているコロナウィルスなど感染が広がる新たな病気を防ぐのにも役立つ可能性があると言えます。

このようにブロックチェーンは従来よりはるかに費用対効果が高く、医療業界にも安全性をもたらすとして、今後さらに実装が進んでいくことが予想されます。