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ブロックチェーンでデジタル屋外広告詐欺撲滅へ、大手フードデリバリー向けにパイロットプログラムが立ち上がる

ブロックチェーン企業Aqillizは、デジタル屋外広告における詐欺を撲滅するため、大手食品配送業者Foodpanda向けにプラットフォームをローンチしました。これはMoving Walls社との提携により実現したもので、試験的に運用がスタートします。

デジタル屋外広告×ブロックチェーン

Foodpandaはドイツのベルリンに本社を構える大手フードデリバリー業者です。現在、アジア太平洋地域を中心に15万店舗以上のレストランと提携し、いつでも食品を配達してくれるため人気のサービスとなっています。

ブロックチェーンソリューションプロバイダーであるAqillizは、大手グローバル広告テクノロジー企業Moving Walls社と提携し、世界初のブロックチェーンを活用したデジタル屋外広告プラットフォームの立ち上げを発表しました。

このプラットフォームは現在パイロットプログラムとなっており、まずはFoodpandaに向けて実装されます。

デジタル屋外広告市場は2025年までに321億ドル(約3兆3000億円)の価値があると予測されており、多くの企業にとって重要なマーケティング手法となっています。しかし完全なデジタル化にはまだ至っておらず、企業は古い手法に頼らざるを得ませんでした。

そのため効果は低迷し、デジタル化したとしてもどの程度効果があったのか証明する方法もないため広告詐欺も広まっている状況でした。

透明性向上とリアルタイム追跡を可能に

ブロックチェーンでこれらの問題を解決し、透明性を高めるために立ち上げられた今回のパイロットプロジェクトは、独立したパフォーマンスビューのリアルタイムでの検証と、購入などのインプレッションや広告が再生されたかどうかの追跡が可能となります。

なおこのプラットフォームは仮想通貨ZILを発行するZilliqa(ジリカ)のブロックチェーンが採用され、スマートコントラクトによって大幅なコスト削減も期待されています。

屋外広告はデジタル広告よりもはるかに細分化されており、既存インフラとの最適化と合理化は非常に複雑かつ多くの作業が必要なものとなっていました。これらをブロックチェーンで簡素化することで、メディア所有者とバイヤーなど利害関係者の信頼向上にも繋がるとされています。

このパイロットプログラムはまずマンションのエレベーターやロビー、Focus Mediaのオフィスロビー、Moove Mediaのタクシーに設置された合計2750台のデジタルディスプレイ上で開始される予定です。