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ブロックチェーン×IoT=食品の安全性向上へ。2023年にはサプライチェーンの10%追跡可能に。

食品の生産および供給業は世界的にも最も重要な産業の1つですが、安全性提供の課題に悩まされ続けているのが現状です。しかしブロックチェーン技術とIoT(モノのインターネット)の2つの最新技術が解決へのカギを握っているとして注目されています。

IoTで年平均成長率12%上昇へ

食品のバリューチェーンは世界規模で現在、8.1兆ドル(約872兆円)の価値があり数億人の雇用を生み出しています。しかし巨大産業のため、食品の安全性の問題に悩まされ続けています。

6億人以上が汚染された食品を食べ病気になり、毎年42万人が命を落としているとの調査結果も出てきています。

一方、海外の大手仮想通貨メディアCointelegraphのコンサルチームとブロックチェーンで製品の安全性を提供しているプロジェクト「VeChain(VET)」は、共同で食品の安全性に関する新たな調査を実施しました。

両社のレポート「When Blockchain Meets IoT: Ensuring Food Safety in the 2020s」によれば、ブロックチェーン技術とIoTを統合することで、食品の安全性における問題点のほとんどを解決できると報告しています。

IoTにおいては食品生産業界にセンサー技術による包括的なモニタリング、ロボットやドローンなどによるプロセスの自動化および新しいビジネスモデルをもたらすだけでなく、消費者のロイヤルティを高めると指摘しています。

これにより、食品生産におけるIoTの価値はCAGR(年平均成長率)で、2020年の140億ドル(約1.5兆円)から2025年には250億ドル(約2.7兆円)と12%も上昇すると予測しています。

ブロックチェーンで食品の10%追跡可能に

一方、ブロックチェーンも食品業界に大きな役割を果たすとして、出どころの検証証明による信頼性向上、透明なフィードバックメカニズムによる消費者の関与、トレーサビリティに関する政府のコンプライアンス、サプライチェーン全体での情報誤差の軽減などを実現します。

これにより2023年までに食品業界の製品のうち10%の追跡可能になると予測しています。すでにブロックチェーンとIoTを統合して、食品の安全性を高めるプロジェクトが続々と誕生してきています。

IoTデバイス間の自動化されたマイクロトランザクションを可能にしたMetaStreme、大手IBMによるFood Trust、最近ではビットコインSV(BSV)ブロックチェーンを搭載しシーフード製品の追跡を実現するSeafoodChainもパイロットテストを実施しており、我々の食生活の安全性向上に期待がかかっています。