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ブロックチェーン技術者の需要急増するも教育が追い付かず=中国通信大学

中国のブロックチェーン教育が大幅に後れを取る可能性が出てきています。様々な業界からブロックチェーン専門家の需要が急増しているものの、大学の教育部門が追い付いておらず、4年間で修了することは難しいと指摘しています。

大学のブロックチェーン講座、終わらず

中国メディア火星財経の報道によると、先日開催されたBaiduの独自ブロックチェーン「スーパーチェーン・ホワイトペーパー」の記者会見に、北京に拠点を置く中国通信大学のデジタル経済発展研究センター長Sun Daojun氏が出席しました。

Daojun氏は記者会見のなかで「中国のブロックチェーン産業は急速に発展しており、教育部門はそれに追いつけていない」と指摘し、今年から始まる予定の中国各大学のブロックチェーン学部は2024年までに修了しないだろうと警鐘を鳴らしています。

中国では昨年、政府がブロックチェーンを政策として取り組むことを発表して以来、様々な業界で実装が進み急速に発達しています。

2020年3月に成都情報技術大学が開講を発表したブロックチェーンエンジニアリング専攻学科は、9月に始まり1期性のコース修了予定時期は2024年までとなっていました。

ブロックチェーン技術者の給与急増

2019年には上海の復旦大学をはじめ、中国では多くの大学でブロックチェーン専門学科が開設されていました。

清華大学・浙江大学・北京の中央金融経済大学などもブロックチェーン関連の大学院コースが設立されましたが、ブロックチェーンの需要が急増しているためより多くの専門家を育成したいと考えています。

そのため多くの大学が大学生のためにブロックチェーン関連の学部を増やしてくれることを期待しています。

また中国の大手求人サイトZhaopinでは、数百社の企業がブロックチェーン関連の求人を出していることが分かっており、高い給与が提示されています。

ブロックチェーン企業だけでなくインターネットやゲーム関連企業の応募が多く、平均で2万元(約30万円)のほか、3~5年以上の経験などより多くの関連技術に明るいものであれば、74万円の給与となっています。

しかし企業側も要項を満たす人材を見つけるのに苦労しており、大学も修了が遅れるとのことからこの状況は続くかもしれません。

なおアプリの開発やコンサルティングといった職種の募集が多く、欧米でも似たような状況で年収1000万円を提示している企業も出ています。そのためブロックチェーン技術に明るい人物の需要は今後ますます高まり人気職となりそうです。