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韓国の延世医療センター、ブロックチェーン技術を活用したオープンイノベーションプラットフォーム設立へ。

韓国の大手病院グループの1つ延世医療センターは、オープンイノベーションプラットフォームの設立を発表しました。このプラットフォームにはブロックチェーン技術によって、医療データを管理することも含まれています。

医療におけるインダストリー4.0

韓国の医療業界ではインダストリー4.0(第4次産業革命)となるヘルスケアの新時代に向けて、医療の質を向上させるべくブロックチェーン技術の実装を模索しています。その先頭に立つのは韓国で最も権威のある延世医療センターです。

副院長を務めるユン・ドンソプ氏は、10月28日に開催された同病院グループの記者懇談会の中でブロックチェーンを活用した「オープンイノベーションプラットフォーム」開発に向けて取り組んでいることを明らかにしました。

ドンソプ氏によれば「ITとデジタル医療、ビッグデータと共にオープンイノベーションのインフラストラクチャを活用した次世代の精密医療を実現し、未来のヘルスケアサービスを実現する」と述べています。

これは最近、行われている個人の遺伝子情報と臨床情報および生活習慣を分析し、患者に合わせた最適の医療を提供する高精度な医学から一歩進んで、デジタルを始めとするオープンインフラストラクチャを介し、新しい医療サービスを実現します。

デジタル医療実現へ

ドンソプ氏によればこのプラットフォームでは、ブロックチェーンだけでなくAIやビッグデータなどインダストリー4.0の主要な技術を用いて、患者の医療記録を管理すると述べています。

また研究プロジェクトを有機的にリンクさせ、デジタルニューラルネットワーク・バイオセンサーを活用したデータ収集を行うスマート医療センターの設立や、医療機器・診断装置・新薬や治療のための研究データのネットワークを作成することを目指します。

これにより得た研究結果でを用いて重症疾患や難病などの精密医療を実現することにより、延世医療センターがグローバルな医療機関の中でデジタルリーダーとして発展することが可能だと強調しています。

延世医療センターはソウルにある3つの主要な総合病院で構成されており、2022年には仁川(インチョン)に4つ目の病院を、新川(シンチョン)区には重粒子線がん病棟が開設予定となっています。

現在、韓国のブロックチェーン企業の中にはヘルスケアビジネスでの利用を模索している企業も多く、すでに海外に拠点を置く病院にソリューションを提供し始めつつあります。

ブロックチェーンやAIの医療業界における活用は相性も良いと言われており、この様な事例は今後各国でも増えてくると予想されます。