今日の情報が、明日の君をつくる。

国際商業会議所(ICC)とAirCarbonがブロックチェーン技術で航空排出量を削減するためPerlinと正式にパートナーシップを発表

パリに拠点を構える国際商業会議所(ICC)とブロックチェーン開発企業「Perlin」は、炭素クレジット向け取引所「AirCarbon」との提携を発表しました。これは航空産業が排出する二酸化炭素の排出量を削減するためにAirCarbonのグローバル展開の実現を目的としています。

ブロックチェーンで航空産業のCO2排出削減を

国際商業会議所(ICC)とは世界各国の民間実業家で形成された国際経済団体で、4500万を超える企業が会員となっており、130ヵ国以上で事業を展開しています。

ICCは世界の二酸化炭素の排出量のうち2.5%を占める航空業界へ向け、炭素クレジット取引ネットワークを強化しようとしています。マドリードで開催された「第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)」内では、炭素クレジット専用取引所「AirCarbon」とブロックチェーン開発企業「Perlin」と正式にパートナーシップを結ぶことが発表されました。

AirCarbonはシンガポールに拠点を構え、企業やエネルギー機関が「CORISA(国際民間航空のためのカーボン・オフセット及び削減スキーム)」に準拠し、炭素クレジットに裏打ちされたイーサリアム(ETH)のERC-20及びERC-721トークンを取引できるプラットフォームを構築しています。

プレスリリースでは、今回のパートナーシップはICCの持つグローバルネットワークとPerlinの企業向け分散テクノロジーの専門知識を活用し、AirCarbonのグローバル展開を目指すとしています。

 

CORISAのプロジェクトを後押し

CORISAは2016年にモントリオールにて191カ国が署名したスキームです。より低燃費の航空機や新しい直行便、バイオ燃料の使用および持続可能な対策にコミットするため、400億ドル(約4兆3500億円)以上の資金を投入し2021~2035年にかけ、26億トンを超える二酸化炭素の排出を相殺することを目標としています。

一方、AirCarbonでは特定の量の二酸化炭素を排出する許可を与えられる炭素クレジット証明書を企業に発行します。

今回のパートナーシップではこのように二酸化炭素に金銭的価値を付加することで排出量を削減させ、CORISAを後押しするためのより合理的な手段を提供します。果たしてブロックチェーンは世界の環境を救うことができるのか、注目のプロジェクトだと言えます。