ブロックチェーン企業と不動産企業が提携し、オンラインの不動産オークションを開催する予定です。その支払いオプションとして、仮想通貨取引所Binance(バイナンス)の独自トークンであるバイナンスコイン(BNB)とビットコイン(BTC)が導入される事が発表されました。
仮想通貨で不動産オークションに参加
この度オンラインで開催される不動産オークションは、ブロックチェーン企業「NuYen」と、不動産企業「James Pratt Auctions(JPA)」の提携により可能となったものです。
不動産オークションの開催に向け、大手仮想通貨取引所バイナンスと提携し、同取引所のサポートにより、バイナンスコインとビットコインを使ってのオンライン入札と購入が容易となりました。
今回、競売にかけられる物件はオーストラリアのニューサウスウェールズ州、カジュリーナにある海沿いの高級物件となっており、
・5つのベッドルーム
・3つのバスルーム
・25mの温水プール
などが備え付けられ、合計412平方メートルもの敷地面積を誇っています。
なお、法定通貨では米ドルとオーストラリアドルでの参加も可能となっています。
仮想通貨の普及=世界中からバイヤーを獲得
JPAのCEOであるJames Pratt氏は、仮想通貨決済導入に対し次の様に述べています。
「このプロセスは、参加者に別の選択肢を与える事ができ、国際的に全く新しいバイヤーを引き付ける事が可能です」
NuYen社の発表によれば、今回の発表からわずか5日間で、アメリカ、カナダ、中国、オーストラリアなどからの事前登録が増えているとのことです。このような事実から、仮想通貨での決済を受け入れることにより、これまでよりも参加を容易とする効果があるのかもしれません。
またこの結果を受け、「今後も仮想通貨でのオンライン不動産オークションの回数はもっと増えていくだろう」と述べられています。
同オークションは4月8日に開催される予定で、もしバイナンスコインやビットコインで支払いが行われた場合は、一部は清算のために売却するものの、残りは将来のため、売らずに保有し続ける予定との事です。
仮想通貨での不動産購入は初めてではありませんが、バイナンスコインでの不動産オークションは今回が初めてとなっています。
特筆すべきは最近のバイナンスコインの躍進とも言えます。弱気相場にも関わらず高値の更新を遂げており、今回のニュースで、さらなる大量採用も近いとの声が上がっています。採用が進むことで、更なる価格の上昇も見込まれます。
バイナンスの分散型取引所(DEX)も控えており、今年はバイナンスコインがどこまで活躍するのかに注目が集まっています。
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