仮想通貨BATを発行するBraveが開発したWebブラウザがAndoroid版アプリにてダウンロード数が2000万回を超えたとの事です。このアプリはBraveのブラウザを使用してBATトークンを報酬として獲得する事もでき、しばしば「ブロックチェーン・キラーアプリ」などとも称されていました。
Braveのアプリが2000万ダウンロード
今回、AppBrainの発表によるとBraveのWebブラウザのAndroid版アプリがこれまでに少なくとも2000万ダウンロードされたと発表しました。
Braveはユーザーエクスぺリエンスの向上を目指し「インターネットを修正する」ことを目的としたプロジェクトです。従来のWebコンテンツの収益モデルではネットユーザーにとって広告の表示が気を散らすものとなっていました。
しかし、Braveが提供しているブラウザではその広告を基本的にブロックし、ユーザーの行動やデータ追跡も拒否できる仕様となっています。
またBATトークン使ってコンテンツ作成者やユーザーに報酬を与えるとした、これまでとは異なる収益方法の確立を目指しています。
GoogleやFacebookなど大手企業の顧客情報の流出などが騒がれる中、不信感を持ったユーザーが増えるにつれBraveのようなブラウザに人気が高まっていくだろうと予想されています。
将来、もしかするとGoogle Chromeの様なブラウザにとって脅威となりえるかもしれません。
仮想通貨等の機能を搭載した製品が増加
まだ業界として未発達なブロックチェーンベースなどのプロダクトを使用するユーザーは非常に少ないにも関わらず、Androidアプリストア内の全体のダウンロード数の1%を占め、ユーザー評価も4.3を獲得しています。
Braveブラウザは、広告主に自分の位置やネットサーフィンなど閲覧習慣などを教えることなく使用できますが、ユーザーは特定の広告を表示させ閲覧する事でBATトークンを受けとれる機能も搭載されています。
開発チームは、広告やトラッカーをブロックした事で、世界で最も使用されているブラウザGoogle Chromeよりも読み込み機能が約8倍も速いと主張しました。
先日はサムスンの新たに発売されるスマートフォンGalaxy S10にも仮想通貨ウォレットが搭載される事が明らかとなっており、さらにはHTCも待望のブロックチェーンスマートフォンも発売しました。
主流の大手企業による仮想通貨やブロックチェーン関連機能を搭載した製品の発売は、今後の普及や関連商品増加に繋がるため期待がかかります。とは言えこのような流れは良い兆候とも言えるでしょう。
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