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デジタル通貨発行・検証に向け、各国中央銀行の連合が会合へ

英国、ユーロ圏、カナダ、スウェーデン、日本、スイスなどの中央銀行の連合が、中央銀行が発行するデジタル通貨(以下:CBDC)の可能性やリスクの検証を行うため会合を行うことが明らかとなりました。

デジタル通貨発行・検証に向け、各国中央銀行の連合が会合へ

現在、CBDCは中国が牽引している状況です。中国ではすでにCBDCの実証実験を開始しており、今後はその範囲をさらに拡大していく予定となっています。

しかし、他国も怠けている訳ではありません。6つの主要な中央銀行によって構成される連合は、CBDCの発行や検証などの議論をするため、4月に初めての会合をワシントンで開催することを計画しています。

中央銀行がこうした動きを取る背景には、CBDCの可能性を求めるだけでなく、フェイスブックのLibra(リブラ)のような、世界規模で利用されるステーブルコインに対処する目的もあります。

リブラは中央銀行がCBDCの発行・検証に本腰を入れるきっかけになったとも言えるでしょう。加えて、この会合ではCBDCの発行によって、どのようなリスクが生まれるかについても議論が行われます。

日経新聞によれば、連合は4月に会合を行い、6月には中間報告書を発表する予定です。また、秋までには最終的な結論をまとめて提出することが計画されています。

日本でも議論が高まっている

CBDCやリブラについては、規制の面で日本国内でも議論の高まりがあるようです。

ブルームバーグによれば、自民党議員は今週金曜日に会議を開き、デジタル通貨に関する一連の提案を発表するとのことです。加えて、日本ではアメリカとの協力のもと、こうしたデジタル人民元などの通貨へ対応していきたいと考えているようです。自民党の中山典弘議員は、ブルームバーグの取材に対して以下のようにコメントしています。

「デジタル人民元は世界の通貨システムやその覇権に対する挑戦だと考えています。アメリカの協力なしで中国のこうした取り組みに対抗することはできないでしょう。中国には14億人もの人々がいます。1つの決済の枠組みの中で、デジタル人民元が普及する可能性は極めて高いと言えます」