今日の情報が、明日の君をつくる。

米商品先物取引委員会(CFTC)、仮想通貨の包括的フレームワークを2024年までに取り決め

米CFTC(米商品先物取引委員会)が2020年から2024年の戦略計画を発表しました。その中で仮想通貨に対し、全体的なフレームワーク制定を目標に掲げており、健全化とイノベーション促進を目指すとしています。

CFTC、仮想通貨規制に本腰

デリバティブ商品の規制当局である米CFTC(米商品先物取引委員会)は、2024年までの4年間の戦略計画を発表しました。その中で仮想通貨に対し、21世紀のコモディティとみなしたうえで、仮想通貨業界の包括的な規制枠組みの構築を目指すと明らかにしています。

これまで仮想通貨は各国の規制当局にとって技術が目新しく、規制制定が困難を極めていました。そのため多くは様子見または否定的となっており、積極的ではないのが現状となっています。

しかしCFTCは今回発表した計画書の中で近年の仮想通貨デリバティブ分野とデジタル取引に対し「金融市場は新興技術をいち早く取り入れ、デリバティブ市場が驚異的にデジタル化されつつある。」と認めています。

そのうえでCFTCが仮想通貨業界をさらに発展させ、責任あるイノベーションを促進し健全化を目指すと掲げています。

流動性と透明性向上へ

CFTCのHeath Tarbert(ヒース・ターバート)会長は今回、計画書を発表するにあたり「これは時の試練に耐えうる超党派のコンセンサス計画です。CFTCの未完の業務を完成まで導き、CFTCが不文律のない未来に取り組むためのより良いポジションを築くことになるだろう。」と強調しています。

また21世紀のコモディティである仮想通貨がもたらすリスクと機会に対処するべく、流動性を深め、透明性の高い政策と必要のない規制負担を減らすことも目標として提示しています。

これは仮想通貨通貨市場に大きな影響を与える可能性があります。特に流動性不足に悩まされている小規模な仮想通貨は流動性に関する規制が実施されれば、最悪の場合多くは米国市場から追い出されることがあるからです。

CFTCはユーザーが市場をより利用しやすくするべく、デリバティブに関する大衆の教育、投資家の資産保護の強化にも乗り出すとしています。また規制を破ったものに対しては、より厳しく取り締まる意向です。

そのため別の規制当局である米SEC(米証券取引委員会)とも協力していく姿勢を明らかにしています。このように仮想通貨市場の発展が期待される一方で、アルトコインについてはマイナス要因に働く懸念があります。

取り締まりが強化されれば、頓挫または罰せられるプロジェクトも今後現れると予想され、バランスの良い規制整備が望まれます。