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デジタル人民元アプリのテスト版が4都市で試験運用へ

中国農業銀行が開発してるデジタル人民元(CBDC)のテストアプリがリリースされました。

デジタル人民元アプリのテスト版が試験運用へ

4月14日、中国農業銀行が手がけるテストアプリのUI画像の一部がWeChat上に投稿されました。

同行は世界でも3番目の規模を持つ銀行と推定されています。現段階ではホワイトリストに登録されたユーザーだけが、CBDCのテストアプリに参加可能となっているとのことです。また、ホワイトリストに名前が掲載されていない場合、アプリをダウンロードしても登録段階ではじかれてしまうので、使うことができません。加えて、蘇州、深、西安、成都の4つの都市が対象となっています。

テストアプリはiOSとAndroidの2つのOSに対応しています。通貨の交換だけでなく、QRコードを使った支払いやトランザクションの追跡、ウォレット管理など幅広い機能に対応しており、スマートフォン同士が近くにあれば、オフラインでの送金も可能とのことです。

違法取引には制限も

アプリは中国でも最大規模のシェアを誇るAlipayが、CBDC関連の特許を申請したわずか数週間後にリリースされました。Alipayの特許は違法な取引の疑いがあるユーザーに機能制限を与える内容も含まれています。

昨年、中国人民銀行がデジタル人民元の開発に着手していることが明らかとなりました。これは中国の4大国有銀行に加えて、決済サービスを手がけるAnt Financial、WeChatPayの運営元となるTencentなどのフィンテック企業を交えたもので、国家単位で総力をあげたものとなっています。

プロジェクトの主体となる中国人民銀行によれば、今後はグループごとに異なるタイプのウォレットを発表していくとのことです。