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米ブロックチェーン分析会社Chainalysis:仮想通貨の疑わしい取引を監視しリアルタイムで通知する機能を開発

米ブロックチェーンデータ分析会社であるChainalysis社は、仮想通貨関連の取引を監視し、不正や疑わしい行為をリアルタイムで知らせてくれるアラート機能を持つ製品「Know Your Transaction(KYT)」を新たにリリースしました。本製品はマネーロンダリングなどを防止し、業界のコンプライアンス向上に役立つとしています。

仮想通貨の不正取引をリアルタイムでお知らせ

米国に拠点を構えるChainalysis社は、2014年に大手仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)の元COOであるMichael Granger氏らによって設立されたブロックチェーントランザクションの調査や分析を行う会社です。

顧客にはFBIやDEA(米麻薬取締局)等を抱えており、つい最近ではシリーズAの資金調達でベンチャー企業Benchmarkから約1,600万ドル(約17億円)を獲得していました。

そのChainalysis社は、仮想通貨の不正な取引を監視して発見した際にリアルタイムで通知してくれるキット「Know Your Transaction(KYT)」を新たにリリースしました。

このアラート機能はアプリのユーザーインターフェイスとAPIに直接組み込まれているため、疑わしいとされる潜在的リスクを持つユーザーが関与する取引が行われた場合や送金額が特定のレベルを超えた場合にアラートを通知してくれるものとなっています。

また、通知レベルも段階的に設定できる仕様になっています。

規制に取り組みコンプライアンス向上に役立つ

なおこの機能は

ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)

等を含む主要の仮想通貨15種類だけでなく、ERC-20トークンやMakerなど幅広いトークンをサポートします。

Chainalysis社の今回の取り組みの背景には、マネーロンダリングやテロ資金対策の基準を策定している機関「金融活動作業部会(FATF)」が発行した新しいガイドライン(AML/CFT)を準拠しようとする狙いがあります。

FATFが定めようとしているガイドラインは仮想通貨を使用した不正行為の防止・削減を目指しており、準拠する事で仮想通貨市場の発展に役立つことが予想されており、この機能のテスト段階時にはアカウントレビューのスピードが20倍に向上したとも発表されており、業界からの期待が伺えます。

Chainalysis社といえば、6月にLINEの子会社でシンガポールに拠点を構える仮想通貨取引所Bitboxと不正監視のための提携を始めたばかりでした。

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