今日の情報が、明日の君をつくる。

中国で仮想通貨詐欺の被害に遭った男が、別の詐欺を仕掛け逮捕=Baiye Chain

中国で仮想通貨のMLM詐欺に遭った男が、損失を取り戻すべく同様のスキームを用いた詐欺グループBaiye Chainを被害者らで立ち上げ、投資家から資金をだまし取ったとして当局に逮捕されています。

マイニング詐欺グループが逮捕

地元メディアweixinによれば江蘇省に拠点を置く投資家の楊氏が立ち上げた詐欺グループが中国当局によって逮捕されたと報道していますが、驚くのはその動機です。

楊氏は以前、話題となっている仮想通貨に投資を行うべく分析と考察の結果、Dao Daoと呼ばれる仮想通貨MLMネットワークプロジェクトに10万元(約151万円)を投資しましたが、その後詐欺であることが分かり、お金が戻ってくることはありませんでした。

そこで楊氏が考えたのが警察に連絡することではなく、同じ被害者ら2人と同様の詐欺グループを立ち上げ損失を取り戻そうと計画しました。

3人はマイニング報酬を獲得できると謳ったモバイルアプリ「Baiye Chain」を作成し、トークンを購入すれば非常に高いリターンが得られると嘘の主張でマーケティングを行った結果、中国の3都市から少なくとも20人のメンバーが集まりました。

30万元を集める

2020年4月、一部メンバーが楊氏とその一味が詐欺を働いていることを当局に通報したことを受け、事態が明るみとなり連雲港観音ネットワーク警察は調査を始めました。

調査によるとBaiye Chainアプリは第三者の仮想通貨取引所にリンクされており、集めた資金は全てそのウォレットに送金されていました。このウォレット所有者は楊氏のものと判明したことで逮捕に至りました。

楊氏ら主要メンバーはこのスキームによって30万元(約454万円)を稼いでいたことが分かっています。

またその後の調査により河南省のテクノロジー企業が詐欺と分かっていたにも関わらず、Baiye Chainアプリの作成を支援していたことが判明し、PCやスマートフォン、関連機器が押収されています。

中国では仮想通貨取引に対し、厳しい措置を取っているもののマイニングで高額な利益を獲得できると謳う仮想通貨詐欺が後を絶ちません。最近では30億ドル(約3170億円)以上と史上最大規模の被害額を記録したPlusTokenの幹部109人を逮捕しました。

また5月には友人を紹介すれば臨時収入を得ることができ投資額が2倍になると謳ったWoTokenを運営している6人を、70万人以上の投資家から10億ドル(約1056億円)以上をだまし取ったとして逮捕しています。