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中国大手検索エンジン百度(バイドゥ)が独自ブロックチェーンのβ版をローンチ、企業向けdApps開発が用途

2020年1月6日、中国最大の検索エンジンとして知られる百度(バイドゥ)が独自のブロックチェーンとなる「Xuperchain」のパブリックβ版をローンチしたことが複数の現地メディアの報道で明らかとなりました。Xuperchainは複数のマスターノードによって運営され、企業や開発者がdApps(分散型アプリケーション)などのアプリを開発できるものとなっています。

バイドゥがXuperchainをローンチ

ホームページによると、Xuperchainネットワークは複数のマスターノードによって実行され、毎秒10,000を超えるトランザクションを処理できる高性能ブロックチェーンとなっています。

開発者や企業向けとなっており、自前のブロックチェーンを開発することなくdAppsなどのアプリケーションやスマートコントラクトを効率化するテンプレート開発や必要な機能の追加ができます。

2019年5月にはオープンソースとしてGitHub上で公開され、すでに350万を超えるユーザーがおり、4億5000万以上のトランザクションが処理されています。

なお、マスターノード参加者には清華大学や中国国内企業などが名を連ねているようです。

Xuperchainの特徴は低コスト

バイドゥは以前から開発者向けにアプリケーション構築するためのプロダクトをリリースしていましたが、研究の結果、ブロックチェーンアプリは作成コストが高いことを指摘していました。これは中国政府がブロックチェーン技術を推進しているにも関わらず、関心のある中小企業が参入できないことを意味します。

しかし、Xuperchainは年間最大7000ドル(約76万円)と言われていた従来のブロックチェーンアプリの展開コストを1000ドル(約10万8千円)に抑え低コストで利用することが可能です。

また、技術も簡単に利用できるようになっているため、中小企業や開発者の参入を容易とすることができ、中国国内のブロックチェーン業界を活性化させる狙いがあります。なお3月までは1元(約15円)でXuperchainを利用できます。さらにバイドゥは、中国の厳しい規制には準拠していると主張しています。

中国国内のブロックチェーン業界を活性化が期待されるものの、一部メディアでは独自の仮想通貨発行も指摘されており、マスターノードも当局の承認で拡張できる可能性もあることから、中央集権型ネットワークであるとの声も挙がっています。

中国は中央銀行の発行するデジタル通貨(CBDC)が注目を浴びていましたが、バイドゥはこれに先駆ける形となりました。今後も中国企業参入のニュースが続々と出てくるかもしれません。