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中国雲南省が企業向けブロックチェーンセンターを設立、アリババら24社が参加

中国の南西部に位置する雲南省がブロックチェーンセンターの設立を発表しました。eコマース大手アリババなど24社が参加し、企業が食品などのサプライチェーンを追跡できるプラットフォームなど、様々なアプリケーションが開発される予定です。

雲南省、ブロックチェーンハブ育成へ

3月15日、中国国営メディアの新華社通信の報道によると雲南省によって昆明市の五華ハイテク産業開発区にブロックチェーンセンターが設立されたことがわかりました。

このセンターは同国のハイテク産業の中でも遅れを取っている雲南省の発展のため、ブロックチェーン技術の採用を促進させることを目標としています。企業が偽物などの販売被害に遭わぬよう食品や消費者製品の追跡可能なプラットフォームの他に

・国境間電子商取引の追跡
・電子医療カルテの情報共有
・電子バウチャー
・サプライチェーンファイナンス
・司法証書

と言った分野でブロックチェーン技術の応用を目指す予定となっています。

アリババも参加、ピーコックコード導入へ

同センターにはすでに24社が入っており、ブロックチェーン企業であるHyperchainやQuchain、北京のBaasプロバイダーUni-Ledgerの他に大手eコマースであるアリババも名を連ねています。

また雲南省は同日、ブロックチェーンで追跡可能な商品コード「Peacock Code(ピーコック・コード)」の導入も発表しています。

雲南省ではタバコ・紅茶・砂糖・コーヒーと言った多くの農産物がメインとなっています。ピーコック・コードはブロックチェーンの改ざんが限りなく不可能である特性を持ち、トレーサビリティを活用することで、地元で生産された商品の追跡と調達を行う企業と供給業者のネットワークとなっています。

商品の流通に関するすべての情報をアップロードし「1つの製品と1つのコード」を通じて全プロセスにおいて偽造防止を実現します。

中国では昨年の習近平国家主席によるブロックチェーンを推進する発言以降、各都市で開発が進んでいます。中央銀行である中国人民銀行もブロックチェーンを基盤とする貿易金融プラットフォームを開発するために、約5億円の研究資金を拠出することを発表していました。

新型コロナウィルスの影響を受けている中小企業にも資金調達と言った場面での活用を望んでいるとしています。また今回の仮想通貨市場暴落を受け、weibo(ウェイボー)ではビットコイン(BTC)がトレンドに上がっており、いまだに関心が根強いことがうかがえます。