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中国人民銀行が急ぐデジタル通貨の開発、フェイスブックのリブラを懸念か

中国の中央銀行である「中国人民銀行(PBoC)」が以前から計画していたデジタル通貨の開発がここにきて急ピッチで進められていますが、一部ではその背景にフェイスブックの仮想通貨「リブラ」があると推測されています。リブラが当局から承認を得て先にローンチされた際に国内の金融システムが崩壊する事を懸念し、牽制したい狙いがある模様です。

リブラの影響を懸念する中国

中国のメディア「China Daily」によれば現在、中国人民銀行(PBoC)がデジタル通貨(CBDC)の導入に向け複数のアプローチを試していることが当局関係者や専門家によって指摘されていると報道しています。

今月には中国人民銀行の幹部がデジタル通貨の発行準備は既にできていると発言していましたが、専門家らは再考を検討する事になるかもしれないと述べています。

開発を急ぐ理由として、フェイスブックが開発する仮想通貨「リブラ」の存在が挙げられています。リブラのホワイトペーパー発表後、中国人民銀行はリブラが中国の金融システムにリスクをもたらす可能性があるとし、独自のデジタル通貨の開発を急ぐと発言していました。

中国人民銀行は5年にわたり法定通貨である人民元のデジタル化に取り組んでおり、2018年にはブロックチェーン技術に多大な資金を投入しています。

中国はリブラを越せるのか?

フェイスブックはリブラがよりオープンな金融システムを推進させると公言していますが、中国人民銀行はデジタル通貨を発行し、国内の金融システムをさらに支配したい狙いがあるとしています。

現在リブラは各機関から反対や監視を受けており、上手くいけば中国政府はフェイスブックより先により良い機能を持つデジタル通貨を発行できる可能性があります。

実際、中国人民銀行はリブラが20社以上の企業と提携し発行するという計画に関心を示しています。

中国人民大学金融技術・サイバーセキュリティ研究センターのYang Dong所長によれば、規制当局は現在デジタル通貨発行のために民営・国営の両方の企業に中国人民銀行と共にプロセスに参加するテストを計画していると伝えています。

このように、リブラからインスピレーションを受けデジタル通貨をさらに確実なものにするため、さらにテストを重ねる必要があると付け加えました。

中国人民銀行が開発を進めるデジタル通貨は住民が商業機関で交換できるようになるとしています。また資産を価値の裏付けとして、商業機関が中国人民銀行に支払う準備金によって100%支えられると伝えています。

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