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中国民間ソフトウェア企業Weifutong Technology、デジタル人民元開発に携わっていることが明らかに。

中国の中央銀行である中国人民銀行が開発を進めるデジタル人民元において、同国の民間ソフトウェア企業Weifutong Technologyが協力しプロジェクトを進めていることが新たに明らかになりました。

WeifutongがCBDCテストに参加

9月3日の網易(NetEase)の報道によれば、急速に開発が進む中国のCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)プロジェクト「デジタル人民元」において、モバイルペイメント・ソフトウェアプロバイダー企業であるWeifutong Technologyが、中国人民銀行と協力していると報道しています。

Weifutongは上海に拠点を構える繊維企業大手のHuafeng Microfiberの子会社で、中東の複数の大手銀行向けにバックエンドのモバイルペイメントソリューションを開発しています。

また網易によれば、Weifutongがデジタル人民元のパイロットプロジェクトにおいて複数の中国国有銀行と積極的に協力していることも明らかになっています。

しかしWeifutongもこの報道を認めたものの守秘義務契約により、当面の間プロジェクトのテスト内容や関連するプロモーション活動の詳細を開示することはできないと説明しています。

協力している民間企業が続々と判明

またChina Informationも同じくデジタル人民元のパイロットテストと関連する商業銀行のプロモーション活動に積極的に参加していることも伝えられています。

なおこのような報道はこの1週間で2度目で、つい先日には北京に拠点を置くShenzhen Techno Telecom’s(深センテクノテレコム)も大規模な国有銀行と提携し、デジタル人民元のプロジェクトに関与していると報道されたばかりでした。

深センテクノテレコムの直近顧客リストには多数の地方銀行や金融会社に加え、中国人民銀行や3社の政策銀行および6社の国有商業銀行が含まれています。

未だ明らかになっていないもののデジタル人民元の開発プロジェクトに関与している可能性が高いと推測されている民間企業には、食品宅配プラットフォームのMeituan Dianping(美団点評)やライドシェア事業者のDidi Chuxingが挙げられています。

また中国の専門家の中には人気の高いWeChat Payや、Alipayの電子決済プラットフォームを運営するテンセントやアリババも裏で動いていると主張する人も出てきています。これらが事実であればデジタル人民元が正式ローンチした際、一気に普及する可能性は非常に高いと言えるでしょう。