今日の情報が、明日の君をつくる。

習近平国家主席の発言により、中国WeChatで「ビットコイン」と「ブロックチェーン」の検索数が急増中

中国では仮想通貨取引所を通じての取引は相変わらず禁止されていますが、現在人気SNS「WeChat」ではビットコイン(BTC)ブロックチェーンの検索数が急増しているとアナリストが報告しています。これは習近平国家主席による「テクノロジー開発推進にブロックチェーン技術を全面的に取り入れるべき」との発言が原因と見られています。

「ビットコイン・ブロックチェーン」検索数が中国で急増中

10月25日、中国メディア新華社通信は、習近平国家主席が中国共産党の中央政治局の会議にて「ブロックチェーンを国内イノベーションの需要に対するコア技術として取り入れるべき」と発言したと報道しました。

これを受けビットコインの価格と仮想通貨の中国関連銘柄が急騰する事態となりました。また中国大手SNSであるWeChatではユーザーの「ビットコイン」の検索数が23日には572,000回だったのに対し、25日では1300,000回にまで増加しました。

同様に「ブロックチェーン」の検索数も、23日の検索数が777,000回から、25日には9200,000回と急上昇を見せています。

また、大手検索サイト「バイドゥ(百度)」でも同様にビットコインとブロックチェーンの検索数が急増を見せていると報告されています。

ビットコインの価格上昇背景には他の要因も

このように、今回のビットコインの価格上昇は中国政府のブロックチェーンを後押しする発言が背景にあるとされていますが、他の要因を指摘するアナリストもいます。

VanEckでデジタル資産部門ディレクターを務めるGabor Gurbacs氏は、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物が25日に満期を迎えたことや、Crypto CapitalのCEOが逮捕され、仮想通貨取引所Bitfinexが預けていた準備金8億5,000万ドル(約920億円)にアクセスが可能となったことも価格が強気となった要因だと主張しています。

一方、Placeholderの共同設立者であるChris Burniske氏は、大口の仮想通貨投資家がビットコインの価格を釣り上げるのを決めたのと中国の関心が高まったのが同時期に重なり価格が上昇したとして「価格が人々を駆り立てたのか、人々は価格を駆り立てたのか」と述べています。

中国は仮想通貨を支持したわけではなく、あくまでその技術であるブロックチェーンを取り入れると述べるに留まっている段階です。とは言え、ブロックチェーンが仮想通貨とは切り離せないのは間違いないため、今後も中国国内でブロックチェーンの開発が進むとともに値動きに影響が出るかもしれません。進捗には注視が必要だと言えるでしょう。