米大手の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は仮想通貨リップル(XRP)の上場を発表しました。このニュースを受けリップルの価格は12%も上昇しています。日本時間で26日午後3時から入金のみをサポートし、12時間後には段階的に取引注文が開始となる模様です。
ついにCoinbaseにリップルが上場
米仮想通貨取引所のコインベースは、上場を検討していたものの議論となっていた証券問題などの理由により今まで延期となっていた仮想通貨リップルの上場を公式ブログにて発表しました。詳細によると、今回上場するのはCoinbase Proの方で、XRP/ドル、XRP/ユーロ、XRP/BTC建てでは4段階に分けて取引される事になります。
なお、これらの取引はニューヨーク以外の米国、カナダ、シンガポール、オーストラリア、イギリス、およびその他ヨーロッパ諸国で開始されます。
コインベースはリップルについて以下の様に説明しています。
「リップルは国際通貨の送金と交換をサポートで使用される仮想通貨です。元帳はP2Pサーバーのネットワークにより強化されます。このネットワーク上の全てのアカウントは相互にリップルを受信でき、リップルを使用して2つのパーティー間で基礎となる通貨を送信できます。このように異なる通貨を含むトランザクションでブリッジ通貨として機能します」
気になるCoinbase効果は?
今回のコインベースの発表は日本時間で午前3時頃に行われ、下落していたリップルは直ぐに反応し10%以上もの上昇を見せました。
なお、取引量の4%が大手取引所「Binance(バイナンス)」のXRP/USDT市場で、合計5000万ドル(約55億円)も売買されていました。XRP/BTCペアではさらに3800万ドル(約42億円)の出来高を記録し、1日の総売り上げの約7%が売買されています。
コインベースでも通常の取引が始まれば大量の出来高が伴う事も予想され、ユーザーからの期待値も大きいとされています。
今回の上場に関して、有価証券には該当しないと判断したのか否かについては明らかにはなっていないものの、バイナンスのCEOであるCZ氏は自身のTwitterで以下の様に説明しています。
「最近、ポッドキャストで答えたように価値のあるプロジェクトを識別するための最良の方法の1つはユーザーです。リップルはそこをクリアしています。ユーザーが増えれば採用も拡大します」
CZ氏の言うように普及や期待されているコミュニティの数など、仮想通貨は着実に実需を伴うフェーズへと移行しているのかもしれません。
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