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米仮想通貨取引所コインベースが米政府にブロックチェーン分析ソフトウェアを4年契約で提供。CEOが説明。

米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が、取引所顧客の追跡・監視を可能とするブロックチェーン分析ソフトウェアを米政府に提供していることが分かりました。ブライアン・アームストロングCEOは業界の成長に有益だと説明しています。

マネーロンダリング防止へ一役

7月11日、The Blockの報道によれば米仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が、金融犯罪の調査を担当するU.S. Secret Service(アメリカ合衆国シークレットサービス)へ、独自のブロックチェーン分析ソフトウェアを提供していることが明らかとなりました。

このソフトウェアは「Coinbase Analytics(コインベース・アナリティクス)」と呼ばれ、トランザクションの追跡が可能になっています。U.S. Secret Serviceとはすでに5月の時点で4年間の契約が結ばれ、利用するにあたり契約総額18万3750ドル(約1,963万円)、2024年5月に終了する内容になっています。

この報道を受け、コインベースのCEOであるBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏はツイッター上で、今回提供するブロックチェーン分析ソフトウェアは、これまでにもマネーロンダリングなどの悪質な犯罪者の取引を追跡するために使用されており「特別なものではない。」と説明しています。

業界の成長のために必須

アームストロング氏はまた、今後仮想通貨取引所は顧客取引を追跡・監視するための分析ソフトウェア使用を義務付ける反マネーロンダリング政策を遵守することが求められると主張しています。

これにより仮想通貨取引所は従来の銀行や金融機関と繋がっている政府と協力しマネロン対策を行うのが望ましいとして、今回のブロックチェーン分析ソフトウェアが必須だと強調しました。

またブロックチェーン分析ソフトウェアの需要は日々高まっており、コインベースが法執行機関・金融機関と仮想通貨業界のギャップを埋める役割を果たす狙いもあると見られます。

このようにアームストロング氏は規制を遵守し、各機関と提携することで仮想通貨市場の長期的な成長を見込んでいます。

コインベース・アナリティクスはブロックチェーン分析会社Neutrinoを2019年にコインベースが買収した後に構築されたソフトウェアシステムで、コンプライアンスやグローバル調査のために社内で使用されていました。

オンライン上で公開されているデータから完全にソースを得ているため、コインベース内部のデータとは完全に分離されており、コインベースを利用しているかどうかに関わらず、個人を特定できるような情報は一切含まれていない仕様となっています。