今日の情報が、明日の君をつくる。

110億ドル相当のビットコインがコインベースのコールドストレージに保存。セキュリティリスクの増加懸念。

米仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が現時点で、110億ドル相当となるビットコイン(BTC)をコールドストレージに保存していることが分かりました。これにともないハッキングなどのセキュリティリスクが心配されています。

約99万BTC保有

ビットコイン(BTC)分析プラットフォームChainInfoのデータによれば、米サンフランシスコに拠点を置く仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のコールドウォレットに約994,904ビットコインが保管されていることが判明しました。

これは現在の価格で110億ドル(約1兆1580億円)以上をコールドストレージで保有していることになります。最初にChainInfoのデータを引用し報道したDecryptによれば、コインベースは400万以上のアドレスに資金を分け保管しています。

そのためコインベースに保管されているビットコインの膨大な量は、万が一ハッカーの手に渡った場合、市場が急落する可能性があるため仮想通貨市場にとってセキュリティリスクとなる可能性があると指摘されています。

この指摘に対し、コインベースのBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)CEOは顧客の資金は地理的に分散されたデータベースに格納されており、18ヶ月ごとに再起動され、顧客のキーをオフラインで保持できる「第4世代」のコールドストレージシステムを採用していると反論しました。

実際にコインベースは老舗であるもののこれまでハッキングされたことは1度もないのは事実です。

BTC集中化に懸念

他にもHuobiが2番目に多くビットコインを保有しており、901,591個のアドレスに323,665ビットコインを保管、3位はBinanceで260万以上のアドレスに289,961ビットコインを保管していることが分かっています。

次いでOKex、クラーケンとなっていますがこれら5つの仮想通貨取引所はビットコインの総循環供給量の10.6%を保有していることになり、コインベース以外はホットウォレットやデポジットウォレットに多くの資金を預けています。

またコインベースは競合他社よりもビットコインの保有量が大きくなっていますが、PayPalの引き出しなどユーザーが法定通貨とスムーズに交換できる機能を提供しているからだとされています。

Coinbase Custodyというカストディアン部門も立ち上げており、70億ドル(約7370億円)以上の資産を預かっています。この部門は独立しているものの、ChainInfoはこれらもコインベースのコールドウォレットに含めて計算している可能性があるとも指摘されています。

しかし大型取引所にビットコインが集中して保管されていることは間違いなく、様々なリスクに晒されているのは今後の懸念材料となりそうです。