仮想通貨億万長者の中でも最も若手の1人、20歳のErik Finman氏は新たに仮想通貨投資アプリ「CoinBits」を発表しました。このアプリはドル・コスト平均法と呼ばれる投資手法を採用しビットコイン(BTC)への投資を可能にするもので、将来的にイーサリアム(ETH)やライトコイン(LTC)での投資も可能になるとしています。
仮想通貨投資アプリ「CoinBits」がローンチ
20歳の仮想通貨億万長者であるFinman氏が、仮想通貨投資アプリ「CoinBits」のリリースを発表しました。Finman氏と言えば12歳の時に祖母から貰った1,000ドル(約11万円)で当時10ドル(約1,100円)だったビットコインを購入しており、現在450BTC(約4億円)近くを保有している事で知られています。
CoinBitsはこれまでデモ版として利用可能だったものの、今回とうとう正式ローンチに至りました。このアプリではドル・コスト平均法を採用しており、ユーザーはビットコインを毎日1ドルから購入し積立投資を行う事ができ、1週間ごとに口座にある小銭を自動で購入資金に充てる事も可能となっています。
Finman氏がこのようなシンプルな投資アプリを設計したのには、仮想通貨投資プロセスの簡略化を目指したという背景があります。以前、Yahoo Financeの番組に出演した際には、ビットコインが直面している課題として4つの問題点を挙げていました。
「送金速度の遅さ・高額の手数料・カルト的思想を持つコミュニティの派閥・複雑で新規ユーザーが参入できない」
これら4つのうち最も大きい課題点は「新規ユーザーの参入が難しい点」だとし、CoinBitsは仮想通貨の既存のプロセスの複雑さを解消するものになっています。
簡略化と自動化で新規ユーザーを獲得
CoinBitsでは、サインアップして支払情報を紐づければ、ビットコインを購入するだけで投資が可能となるように設計されています。
またオンラインメディアCheddarのインタビューの中でFinman氏は、ユーザーが手動で投資する事も可能で、クレジットやデビットカードを使うたびにそこから少しずつ投資できるような設定もできる様になっていると述べています。
ウェブサイトには、次のような例が記載されています。
「あなたが1.75ドル(約190円)でフライドポテトを購入した場合、0.25ドル(約27円)のお釣りは自動的にビットコインの購入に充てられます」
またその際に取引手数料は発生せず、好きな時に自動投資を停止させ現金で引き出す事も可能になっています。しかし、現金引き出しや購入時などには1ドルの処理手数料が掛かるとの事です。
このアプリではこれまで複雑だった取引をできるだけ簡単・自動化する事で新規ユーザーを市場に呼び込もうとする狙いがあります。今後実際にどれほどの人が参入してくれるかがアプリの成功の鍵となりそうです。
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