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テキサス州規制当局:高リターンを約束しコロナ慈善団体に寄付を行うと主張するマイニング企業に停止命令

米テキサス州証券委員会(TSSB)は投資家に高リターンを謳う仮想通貨マイニング企業Ultra Mining(ウルトラ・マイニング)社に対し、虚偽の主張をしているとして業務停止命令を発令しました。

マイニング業者に業務停止命令

4月8日仮想通貨詐欺への取締りを続ける米テキサス州証券委員会(TSSB)は、投資家の資産を倍増させると虚偽の主張をしたマイニング企業Ultra Mining(ウルトラ・マイニング)社に対し、違法行為に関与しているとして緊急業務停止命令を発行しました。

これはアラバマ証券委員会と共同でおこなわれたものですが、ウルトラ・マイニング社は高リターンを約束しており、マイニングに1万ドル(約109万円)を投資をすれば、1年で1万500ドル(約114万円)の利益を、5万ドル(約544万円)なら5万2千ドル(約566万円)の利益をそれぞれ得られると主張していました。

ウルトラ・マイニング社はテキサス州の証券法違反行為と共に、新規参入者を呼び込めば5%を受けれるとした違法なアフィリエイト・プログラムもおこなっており、テキサス州の住民からすでに1,800万ドル(約19億6千万円)を調達したことが分かっています。

コロナのチャリティーに寄付したと嘘の主張も

TSSBはこれら証券法違反とは別にウルトラ・マイニング社と代理店であるLaura Branch(ローラブランチ)が、新型コロナウィルスによる感染者を支援するために寄付を行うと虚偽の宣伝をしていたと明らかにしています。

すでにユニセフへ10万ドル(約1,090万円)を寄付しており、今後も投資家のオーダーに応じて継続していくと主張していたものの実際に寄付がおこなわれた形跡はなく、ウルトラ・マイニング社も情報を提供することを拒んでいます。

両社ともにテキサス州で証券を販売可能な登録はしておらず、仮想通貨マイニング事業の元金や財務内容も明らかにはしていません。しかしTSSBは今回の業務緊急停止命令に対して31日間の異議申し立ての猶予があると明らかにしています。

TSSBと言えば2018年仮想通貨企業Bitconnectに対し、米国で初めて強制措置を講じた州規制当局として知られています。

今年3月末には新型コロナウィルスの流行危機に乗じて不安をあおり高リターンな投資へ誘う詐欺について警告を発していました。

株式市場暴落や災害を利用して想定されるヘッジとして、仮想通貨だけでなく貴金属や不動産に至るまで様々な不正な投資オファーが提供されることが予測されるとして事前に警告し、詐欺的活動を抑止する狙いがあります。